36:1 ◆kgsOVVNJ6U
2022/01/05(水) 01:26:18.65 ID:z3NqHryS0
数時間前
-セファール-
弁慶「御免っ!」
何かが肩に乗ってきた。それは小さいが、よく聞こえる大きな声。
弁慶「拙僧は常陸坊海尊と申す、故あって頼みたいことが」
セファール「すぐに離れてください。私は魔翌力を吸収してしまいます。サーヴァントのあなたでは・・・」
弁慶「そなたにしか頼めぬのだ!!我が主を救って下され!」
セファールのことに耳を貸さない。いや、その余裕がないのか。主を救うとは。私は破壊しかできないのに。
とりあえず目の前のティアマトから意識を離さずに、その常陸坊海尊とやらから話を聞く。
・・・
悲しく感じた。辛かく感じた。変質してしまった君主を救うために殺さなくてはいけない。
まだ見ぬ、いやこの世界では見ることのできない私の虜囚なら、多分手を貸す。
ならば私は虜囚のサーヴァントとして、恥じないことをするのみだ。
常陸坊が飛び降りる。着地位置の泥を吸収する。
舞台は整えた。あとは合図を待つのみ。
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