37:1 ◆kgsOVVNJ6U
2022/01/05(水) 01:43:04.21 ID:z3NqHryS0
弁慶「五百羅漢補陀落渡海!」
牛若丸「離せ、離せ常陸坊!」
牛若丸がもがくが、弁慶は決して離さない。そして弁慶の放った宝具は、周囲の泥やラフム、巴すらも巻き込み弁慶たちを移動させる。
弁慶「観えた、巨人殿!!!」
武蔵坊弁慶最後の力、渾身の大声は、確かにセファールの耳に届いた。
セファールが足を振り上げ、そして、牛若丸の本体のいる場所を踏みつけた。
その巨躯に見合う大きさの足は、弁慶や巴をも巻き込み全てを潰し、吸収した。
足の届く刹那、己の俊足を持ってしても逃げられないことを悟った牛若丸は、自嘲気味に、けれども満足そうに笑った。
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