3: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/12/28(火) 06:16:38.44 ID:Om8/vz+U0
卯月「良いんですか! ありがとうございます!」
武内P「あの……あの……え?」
卯月「えへへ〜♪ 前から一度羽織ってみたかったんです。二人っきりでプロデューサーさんが脱いでくれたから、勇気を出してみました」
4: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/12/28(火) 06:17:39.13 ID:Om8/vz+U0
卯月「……どうでしたか?」
武内P「どう……とは?」
卯月「その……この格好、どう思いましたか?」
5: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/12/28(火) 06:18:33.49 ID:Om8/vz+U0
卯月「じゃあ嘘なんですか?」
武内P「噓ではありません。同じ事を島村さんと歳の近い男がされればどうなるだろうと思い、若い頃の自分に置き換えて考えてみました。すると……」
卯月「すると?」
6: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/12/28(火) 06:19:35.82 ID:Om8/vz+U0
※ ※ ※
武内P「――という事がありました」
7: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/12/28(火) 06:20:31.94 ID:Om8/vz+U0
まゆP「自分は年頃の人気アイドルに愛されていると勘違いしたあげく、そのアイドルに“アイドルとプロデューサーとして適切な関係でいましょう”と言って、アイドルに“え……? 何一人で勘違いしてるのこの人? 気持ち悪い!”って思われる事か? 違うだろ!」
まゆP「オマエにとっての最悪の事態は、アイドルに好意を寄せられているという事実から目を逸らし! アイドルからのアプローチが激しくなっていくのを成すすべなく見守っていくうちに心を完全に奪われる事だ!」
まゆP「心がなあ! 完全に奪われちまったら後の祭りだ! その時になってようやくアイドルに注意しても意味なんか無いんだ!」
8: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/12/28(火) 06:21:25.17 ID:Om8/vz+U0
武内P「……」
まゆP「……」
武内P「あの……まゆP、今の話は……」
9: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/12/28(火) 06:22:08.20 ID:Om8/vz+U0
※ ※ ※
武内P(……そろそろ島村さんとの約束の時間ですね)
10: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/12/28(火) 06:22:42.37 ID:Om8/vz+U0
武内P「その噂は初めて耳にしましたが……島村さんに来てもらって件と無関係ではありません」
卯月「……」
武内P「そういった噂が流れてしまうのは、私たちの距離がアイドルとプロデューサーとして不適切なまでに『迷惑……でしたか?』――島村さん?」
11: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/12/28(火) 06:23:22.51 ID:Om8/vz+U0
――
――――
――――――――
12: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/12/28(火) 06:24:07.55 ID:Om8/vz+U0
※ ※ ※
卯月「――というわけで、私の方から話を切り出しました! これもまゆちゃんからの情報提供のおかげです!」
13: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/12/28(火) 06:24:58.67 ID:Om8/vz+U0
最後まで読んでいただきありがとうございました。
通算9度目、2ヵ月連続、しまむーでは2度目のご理解を記念した奉納SSになります。
次のお話はウマ娘で
「笠松の皆から“トレーナーさんをしっかりモノにしときなさい”と言われたオグリが油性ペン(極太)を手にする」
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