78:名無しNIPPER[saga]
2021/12/24(金) 21:28:24.85 ID:O8t46fem0
──路地裏──
ギャーッ!
79:名無しNIPPER[saga]
2021/12/24(金) 21:29:26.69 ID:O8t46fem0
マスター「……さてと。じいさんを家に持ち帰る趣味はないから、氷用と偽って買った砕石機ですり潰すとするか」
博士「そこまでだよ」ザッ
80:名無しNIPPER[saga]
2021/12/24(金) 21:30:15.32 ID:O8t46fem0
マスター「……わぁ。そんなアホみたいな理由で見つかるなんて驚きです」
博士「そうだね。でも人生って驚きの連続って言うでしょう?」
81:名無しNIPPER[saga]
2021/12/24(金) 21:31:06.40 ID:O8t46fem0
博士「君が研究体を逃さなければこうして捕まえることもなかった。それは逆恨みというものだよ」
マスター「そうじゃない。俺の身なんてどうだっていいんだ」
82:名無しNIPPER[saga]
2021/12/24(金) 21:32:06.75 ID:O8t46fem0
博士「君がご執心の妖精。あれはただの変形した蝶なんだよ?」
マスター「違います。あれは妖精という存在で、鱗翅目の昆虫とは別の生き物なのです」
83:名無しNIPPER[saga]
2021/12/24(金) 21:33:18.18 ID:O8t46fem0
博士「君を捕まえる理由は2つある。研究体を逃がしたこと」
博士「そして何より、妖精の仕返し事件を起こしたこと。人を傷つける人間を、流石の私も放ってはおけない」
84:名無しNIPPER[saga]
2021/12/24(金) 21:34:12.66 ID:O8t46fem0
博士「君はマイノリティだよ」
マスター「博士。それは差別発言ですよ──」
85:名無しNIPPER[saga]
2021/12/24(金) 21:35:27.02 ID:O8t46fem0
私「博士っ!」
バッ
86:名無しNIPPER[saga]
2021/12/24(金) 21:36:13.61 ID:O8t46fem0
私(今さっきまでの冷静な顔が嘘のように、マスターは青ざめて小刻みに手を震わせている)
私(絞り出すようにマスターは言った)
87:名無しNIPPER[saga]
2021/12/24(金) 21:37:27.88 ID:O8t46fem0
美少女「……」カチャ
マスター「ど、どう、して」
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