女騎士「くっ、体が熱い……、貴様!私に何を飲ませた!?」オーク「ククク……」
1- 20
7: ◆5nzE3xZDiA
2021/12/11(土) 05:13:01.79 ID:qb31UCBUo
女騎士「ふふ」

オーク「ば、馬鹿な、ちゃんと骨の旨味が肉や煮汁に出ている!それにタレの旨味も肉の奥深くまでしっかり沁みこんでいる!」

オーク「しかも照り焼きのような香ばしい風味まであって実に美味い!これはただ煮込んでも出ない味だ!」

オーク「お、女騎士!貴様!いったい何をした!」

女騎士「ただ電子レンジで煮込んだだけだ。お前も見ていただろう」

オーク「し、しかし……」

女騎士「ちゃんと説明してやる。これは電子レンジの加熱原理と鍋の加熱原理の違いによるものだ」

オーク「加熱の原理……?そんな違いなんかあるのか?」

女騎士「鍋で煮込む場合、手羽元はガスの炎で温められた煮汁によって外側から熱が入り込んでいく」

女騎士「だから骨の髄まで加熱してしっかり煮込むにはそれなりに時間がかかる」

女騎士「いっぽう電子レンジの場合、マイクロ波という電磁波の一種によって食べ物の水分子が振動して加熱される」

オーク「マイクロ波……、言われてみればそんな原理だった気もするが……」

女騎士「このマイクロ波は物質を貫通する性質があってな。手羽元の内部にまで浸透し、肉や骨の内部の水分を直接加熱する」

女騎士「だから即座に内部まで熱が通るというわけだ」

オーク「なるほど、だが、美味しくなるにはただ熱を加えればいいというものじゃないぞ!」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
16Res/20.04 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice