女騎士「くっ、体が熱い……、貴様!私に何を飲ませた!?」オーク「ククク……」
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3: ◆5nzE3xZDiA
2021/12/11(土) 05:09:07.85 ID:qb31UCBUo
オーク「さて、ではいったん薄茶で口の中を流してもらおうか。そしたらお次はこれだ!飲んでみろ」

女騎士「こ、これは……?」

女騎士「か、辛い!だが唐辛子ではない!いったい何なんだこれは!」

オーク「くくく、わさびを溶かした日本酒さ!」

女騎士「な、なんだと!?貴様!いくらなんでもわさびを日本酒に溶かすなんて!」

オーク「おいおい、わさび醤油で食べるお刺身と日本酒の相性は最高だろう」

女騎士「だからって日本酒にわさびを溶かして美味いはずが……はずが……」

オーク(ニヤリ)

女騎士「わ、悪くない……、なぜだ……?わさびならではの清涼な辛味に複雑な旨味が絡んでコクがある……」

オーク「上質の本わさびは辛いだけでなく甘味や旨味成分も豊富に含んでいる」

オーク「そして日本酒は数ある醸造酒の中でも特に旨味成分が強い。旨味と旨味が混じり合えば美味いものだ」

オーク「わさびは皮ごとすりおろしてそのまま混ぜて雑味を強調しているぜ」

女騎士「雑味だと!?貴様!さっきの唐辛子ウォッカの時と正反対の理論ではないか!私にウソをついたのか!」

オーク「ふっ、浅はかだな!女騎士!」

女騎士「なに!?私のどこが浅はかだというのだ!」

オーク「雑味も使いようということだ。雑味のないピュアな味わいも美味しいがあえて雑味を加えることで味わいを複雑で奥深くすることもできる」

女騎士「ぐぐ、美味しさは一種類ではないということか……!」

オーク「さらに違う種類の旨味同士が混ざると旨味を増幅する効果がある。日本酒の旨味が本わさびの旨味を強調することでわさび単体では分かりにくい旨味が分かるということだ」

女騎士「別々に味わうのではなくあえて混ぜることにちゃんと意味があるということか……」


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