勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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962:名無しNIPPER[sage saga]
2022/06/30(木) 19:37:50.61 ID:KpvTj3yS0
『海岸沿い』
商人「流氷が流れてる…」アゼン
情報屋「どこから流れて来たのかしら…」
女海賊「未来の予言だと海士島付近が南極点だったね…地球は常に回ってるから今の極点はどんどん移動してる…」
情報屋「その筈…もしかするとこの場所が極点かも知れない…でも明日は違う」
女海賊「そうかそれで羅針盤がいつも違う方向差すのか…という事は羅針盤の動きをしっかりメモしてれば良いな」
商人「おお!!?そういう事か…君賢いな!!」
女海賊「うーん…時間を正確に把握できないのと現在地もイマイチ分かんない…やっぱ意味無いな…」
商人「いや…それでも参考にはなる…どれくら地軸がズレたかのね」
女海賊「それって現在地に対してだよ…私等移動してるから分かんなくなる」
商人「あぁぁ…確かに…」
女海賊「結局地軸の移動が安定してからじゃ無いと何やっても意味無い」
情報屋「いつ始まったのかも分からないものね…」
女海賊「せめて晴れて居れば南極星の角度で分かるんだけどね…」
商人「気球で雲の上まで行ったら今度は球皮が邪魔か…」
『キ・カイの壁外』
フワフワ ドッスン
商人「よし!僕は荷車持って来て硫黄を運ぶ…」
情報屋「手伝わなくて良いの?」
商人「あまり人が集まっていると逆に怪しい…僕一人で大丈夫だから君達は自由にしてて良いよ」ゴソゴソ
女海賊「集合はいつにすんの?」
商人「チカガイ居住区の商人ギルド支店にある僕の隠れ家は分かるよね?」
情報屋「ええ…」
商人「明日のこれくらいの時間に集合しよう…それまでに取り引き終わらせるから」
情報屋「わかったわ…例の足の不自由な子も連れて行く」
女海賊「私その場所知らないんだけどさぁ…」
情報屋「案内するわ…まずそこに行きましょう」
女海賊「おけおけ!私もちょっと買い物したい」
情報屋「何が必要?」
女海賊「測量機と望遠鏡さ…緯度と経度調べたい」
情報屋「それなら専門の店があるから教えてあげる」
女海賊「おぉ!!でもあんまお金無い」
商人「僕の隠れ家にある金貨は適当に使って良い」
狼女「それなら私の着替えも…」
女海賊「おっし!!リカ姉ぇのコーディネートも変えよう…行こ!!」
商人「じゃぁ…明日隠れ家で」ノシ
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