勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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96:名無しNIPPER[saga]
2021/11/20(土) 11:55:03.74 ID:KbfSVIxh0
『居室』


カクカク シカジカ


女戦士「海の様子がおかしいとは思って居たが…それ程大事になろうとしているのか」

剣士「何日かけて地軸の移動が終わるのか良く分からないけどこの海は航海出来る海じゃ無くなるんだ」

アサシン「霧が出て来ているのはそのせいか」

剣士「霧はもっと濃くなるよ…1メートル先も見えない」

商人「これが新しく描いた地図…そしてこっちが今までの地図」

女戦士「フム…流氷は何処へ流れる?」

剣士「多分ここの海峡に向かうと思う…ここから外海に出て陸沿いにフィン・イッシュに行く」

女戦士「待て…その海峡は海流がきつくて普通は近づかん」

剣士「流氷と一緒にどうせ外海に流されるよ…外海に出てしまえば陸を右手に進むだけさ」

情報屋「羅針盤はもうアテにならない?」

剣士「うん…どっちの方向に進んでも羅針盤は北を差すようになる…それを当てにしてはいけない」

情報屋「方向を正しく示しているのは流氷な訳ね」

女戦士「外海からフィン・イッシュを目指すとなると長い航海になるな…安定して進めないと狭間にも入れない」

商人「この船が貨物船で良かった…食料は十分にある」

剣士「当面のやらなきゃいけない事は地軸の移動で環境が激変するからそれに備える」

女戦士「フフ…私達は何の為に行動しているのか」

剣士「今は難局を乗り越える為さ…これから何か起ころうとしてる」

アサシン「魔王は居なくなりアダムも破壊した…次は何が来る?」

剣士「僕は一つミスをしたよ…魔王を封じたとされる魔石は何処に行ったのか分からない」

商人「只の魔石になってると言うのは考えが甘いかな?」

剣士「行方が分からないから気持ちが悪いよ」

アサシン「…となるとフィン・イッシュで一旦落ち着くのは正解だろう…状況を見る必要がある」

剣士「うん…この船は無事にフィン・イッシュに辿り付いて欲しい」

女戦士「んん?引っかかる…剣士は一緒に行くのでは無いのか?」

剣士「僕は…僕はまだやる事がある」

女戦士「お前は一所に身を置くつもりは無いか…フフ」

剣士「ゴメン…今日はビッグママと一緒に寝て明日僕は行くよ」

女戦士「その呼び名は止めろと何度言わせるのだ?」

剣士「あぁ女戦士だっけ…照れくさいなぁ」モジモジ


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