勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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66:名無しNIPPER[saga]
2021/11/20(土) 11:23:49.31 ID:KbfSVIxh0
商人「…これは驚きだ…剣士君!君はこの世界が夢幻だと言っているのと等しい事を言って居る」

剣士「そうだよ…魔術で言う次元の繋がりは…おそらく夢幻のゆらぎだよ」

商人「じゃぁ今のこの瞬間も…精霊の記憶?いや…ホムンクルスの記憶?」

剣士「そう言い変える事が出来るかも知れない」

商人「ラヴ!君にこの質問をするのは酷かもしれないけどどうなんだい?」

機械の犬「クゥ〜ン」

商人「分からない…」

剣士「その答えを探すのが魔道なんだ…魔女は初めからそれを知って隠して居た」

商人「現実は何処にある?」

剣士「この次元も現実…別の次元も現実…それが量子で繋がっている…量子転移とはそれを超える魔法」

商人「平行世界か…」

盗賊「難しい話になって来たが…とりあえずアダムは破壊されて色々解決した訳だな?」

剣士「その筈…多分未来は変わった」

盗賊「あいつはどうなった?とち狂った第3皇子のヤローは?」

剣士「そんな人は見て居ないなぁ…僕はエリクサーに浸かった機械をママの爆弾で破壊した…それだけ」

盗賊「ふむ…破壊したってのは本当らしい…エリクサーに浸かっているなんぞ行った奴にしか知り得ん話だ」

剣士「アダムは破壊出来たけどその後ドリアードが暴れ始めて今エルフが戦って居る最中だよ」

商人「精霊樹は大丈夫そうかい?」

剣士「エルフゾンビさん曰く有利にはなってきているらしい」

商人「そうか…もう少し待つ必要があるのか…ところでエリクサーは?」

剣士「樽で4つ分持って帰って来たよ」

商人「僕にはまだ仕事が残って居るな…未来の為にホムンクルスを完成させないと」

剣士「え?」

商人「ホムンクルスは未来にメッセージを伝える為に生き延びて居るんだ…絶やしてはいけない」

剣士「あぁ勘違いした…僕の事かと思った」

商人「…」

剣士「??」

商人「剣士君…君のお母さんの女海賊は…もしかすると君へのメッセージをホムンクルスに託して居ないかな?」

剣士「え!?」

商人「女海賊はホムンクルスが現在まで生き延びている事を知って居る筈…だから古代遺跡に残って居たんじゃないかい?」

機械の犬「ワン!ワン!ワン!」

商人「正解だ…古代遺跡で見つけた外部メモリをラヴに一度挿入した…ラヴがそのメッセージを知って居る」

機械の犬「ワン!」

商人「聞くためにはホムンクルスを目覚めさせる必要がある」

剣士「聞きたい…」



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