勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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335:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 20:22:32.68 ID:KbfSVIxh0
『貨物用気球』


フワフワ バサバサ


戦士「ハハ近衛侍殿もくノ一殿もそう睨まんで下され」

近衛侍「女王様をお守りするのは私の役目…」ジロ

くノ一「同じく…」ギロリ

戦士「まさか私から守っていると?」

魔女「うるさいのぅ…そろそろ仲直りしたらどうじゃ?お互いの力は既に分かって居ろう…」

女王「この人との婚姻は私が決めた事なのです…近衛侍もくノ一も…過去の事は大目に見て下さい」

近衛兵「はっ…」

くノ一「…」

戦士「私とした事が…信頼を得るまで努力する故…」

魔女「ヤレヤレじゃ…無駄ないがみ合いは置いておいてじゃな…見てみぃ下を」

戦士「古代都市…これが私達が調査している遺跡か…」

女王「地上に居るとこれほど壮大な都市だとは思いませんでした…」

魔女「4000年前に滅んだ文明はわらわ達の想像をはるかに超えて居るな」

戦士「向こうに見える巨大な建造物は…船か?」

魔女「朽ちた船なのか…それとも島なのか」

女王「何故かとても禍々しい物に見えます」

魔女「そうじゃな…人が住む物には見えんのぅ…何じゃろうのぅ?」

戦士「我々が居た場所は居住スペースだったとすると…距離的に軍事施設…」

魔女「んん?主の勘か?」

戦士「ハハ私ならそういう住み分けにするというだけの話…気にしないで下され」

女王「気になって居たのですがこれだけ大きな都市なのに古代人の痕跡が何も無いのが不思議です」

魔女「そうじゃな…骸の一つくらい見つかっても良さそうなのじゃがな」

戦士「私はその理由を少し知って居るかもしれない」

魔女「ほう?言うて見よ」

戦士「重力炉…これで屍を宝石に変える事が出来る」

魔女「なるほど…古代では亡くなった者を埋葬せず宝石に変えて居った…そういう事か」

女王「墓の代わりに故人を宝石に…それなら古代人の痕跡が見つからないのも納得できますね」

魔女「その宝石はどこに行ったのじゃろうな?」

女オーク「飛空艇が高度下げ始めたわ…もう降りるみたい」グイ


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