勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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261:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 15:52:19.23 ID:KbfSVIxh0
『古代遺跡』
ヨイショ! ゴトリ
魔女「…シン・リーンの精霊像の安置所とほとんど同じじゃな」
商人「へぇ…」
魔女「こちらの方が傷んで居らぬ」
商人「大体700年前に扉を閉めて封印した様だよ…多分過去戻りした勇者2人さ」
魔女「勘かえ?」
商人「足元を見て…退魔の方陣が仕掛けてある」
魔女「ふむ…退魔のぅ…」ジロジロ
商人「僕が知ってるのと同じだよ…間違い無い」
魔女「確かに退魔の方陣なのじゃが…勇者はこの方陣を知らん筈なのじゃが」
商人「え?」
魔女「わらわは教えて居らぬ…勇者が使こうて居ったのは光の方陣…少し違うのじゃ」
商人「そうだったんだ…」
魔女「退魔の方陣は光の方陣を簡略した物じゃから効果は退魔のみ…光の方陣を知って居れば問題は無いが…」
商人「700年前なら魔術師の黎明期…他の誰かに教わったのかも」
魔女「簡略化できる事を発見したのはわらわの師匠…つまり200年前より以前は発見されて居らぬ」
商人「じゃぁ女海賊は?確か塔の魔女から魔術書を貰ってた」
魔女「それなら辻褄が合う…文字が読めればの話じゃが」
商人「文字か…そうだな僕も文章から読み取った」
魔女「誰かに読み解かせたのやも知れんな…まぁそれは良いとしてこの空間の空気を変性させれば良いのじゃな?」
商人「そうだよ…扉を閉めるから先に出て」
魔女「参考になるのぅ…シン・リーンの宝物庫もこの様に施錠すれば良いな」ノソノソ
商人「じゃぁ変性魔法お願い…」ギギー バタン
魔女「変性魔法!」
商人「よしよし元通りだ…帰ろう」
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