勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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260:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 15:51:29.44 ID:KbfSVIxh0
『座敷』
メラメラ パチ
商人「やっと退屈から解放されそうだ」
情報屋「魔女?これを見て…祭事の祠からこんな物が出て来たわ」
魔女「んん?鏡…はて?」
情報屋「女王が言うにはもしかして八咫鏡じゃないかって…」
魔女「むむ…もしやそれは真実を写すと言う鏡では無いか?」
情報屋「知って居るの?」
魔女「本物かも知れんで大事に扱わねばならぬ」
商人「こっちの大きな瑪瑙は?八尺瓊勾玉だっけな…聞いた事無い」
魔女「なんと!!それはシン・リーンがシャ・バクダに奪われたと言われる宝具…フィン・イッシュに有ったとは」
商人「なんか凄い効果があったりする?」
魔女「王を選ぶと言われて居る…この国に有るという事はこの大陸の真の王はフィン・イッシュに居ると言う事になる」
情報屋「あ!!思い出したわ…そうよ勾玉を廻って戦争をした歴史…こんなに大きな勾玉だったのね」
魔女「シャ・バクダが滅び既に消失したと言う事じゃったがここに隠されて居ったとはのぅ…」
アサシン「では在処が知れてしまうと戦争の火種になりかねんな…」
情報屋「じゃぁこういう事ね…先人は隠す事で争いを回避した」
魔女「賢いやり方じゃな…しかしこれを持ち帰るのはイカンと思うが…」
商人「元の場所に保管した方が良さそうだ」
情報屋「あの扉を閉める事は出来る?」
商人「簡単さ…魔女が閉める事が出来る筈」
魔女「わらわに何をせよと?」
商人「扉を閉めた後に中の空気をアンモニアに変性させるだけだよ…それで真空になる」
魔女「なんじゃ簡単な事じゃ…しかし変性の理屈を良く調べたのぅ?」
商人「発案は剣士さ」
魔女「そうか…納得じゃ」
商人「じゃぁこの八尺瓊勾玉だけ戻しに行こう…魔女ついて来て」
魔女「わらわは疲れて居る…背負って行け」ノソ
商人「待って待って…僕はこの大きな勾玉を背負うんだよ?」
女戦士「勾玉は私が持って行こう…商人は魔女を背負えば良い」
商人「なんだよ…まぁ良いか…早く乗って」
魔女「よっこら…」ノソ
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