勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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228:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 15:16:39.32 ID:KbfSVIxh0
『開かずの扉』
ヒュゥゥゥ
商人「もう扉を開けるのは慣れたもんだね」
盗賊「こう何度も開けりゃな?しかしお前…やけに落ち着いてるじゃ無ぇか…ホムンクルスが居るかもしれんぞ?」
商人「ハハ僕は居ないと思うよ…何故ならホムンクルスが生前に残された生体の数を教えてくれているから」
盗賊「ヌハハそういう事か…楽しみ半減だな」
商人「まぁこれで少し謎は解けた…ホムンクルスの寿命は400年…どうやって精霊が何千年も生き続けたのかね」
盗賊「体を乗り換えて来たって事か」
商人「うん…この大陸にはもう生体は残って居ないのさ」
盗賊「じゃぁ誰がこの扉を開け閉めしてたか?ってのが今から分かる訳だ」
商人「大体想像が付く…過去に戻った勇者2人だよ」
盗賊「仙人ってのもそうだな?」
商人「多分ね…それより未踏の地にあるという古代遺跡の方が気になるよ」
盗賊「ホムンクルスが眠って居る可能性が有るんか?」
商人「うん…残された生体の数は当時の行ける範囲での話さ…未踏の地は除外してる筈」
盗賊「でもよ?リヴァイアサンがそこで凍ってたって事はそっちにも行ってんだよな?」
商人「行ったけど肝心のリヴァイアサンが凍ってしまった…だから開けられなかった…可能性ありそうだよね?」
盗賊「なるほど…やっぱ行く価値ありそうだ」
商人「行くときは僕も連れて行って欲しい…実はさ…僕精霊樹の所に行って死のうと思ってたんだ」
盗賊「なぬ?」
商人「ゾンビは木に生まれ変われるじゃない?ホムンクルスの所に行きたかったんだよ」
盗賊「まぁ止めはしないが…」
商人「気が変わった…まだこの機械の犬は5年くらいは寿命がある…それまでこの世界の秘密を暴きたくなった」
機械の犬「ワン!」フリフリ
商人「僕のお墓は精霊樹で決まり…まだ体が動くからやれる事やる」
盗賊「おう!そういう生き方好きだぜ?」
アサシン「クックック死者が言う言葉か…足掻き方と言い変えた方が良いがな」
盗賊「そういうお前は王女を守ると言う生き甲斐が出来ただろ」
アサシン「セントラル国王と上手くやっていく自信は無いがな?」
商人「忍びの一族には気に入られて居たじゃない」
アサシン「まぁ退屈しのぎにはなるな…」グビ
盗賊「お?俺にも酒飲ませろ」
商人「僕が持ってるよ」ポイ
盗賊「お前等酔いたいなら聖水飲むんじゃ無いのか?」グビ
アサシン「アレは喉が焼ける…味はワインが最高だ」ゴク
盗賊「しかしまぁ…俺と一緒で酒無しじゃ生きて行け無ぇってな?ヌハハ」
商人「酔えるのが羨ましいよ」
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