勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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216:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 14:55:59.29 ID:KbfSVIxh0
盗賊「殺すつもりは無かったが…剣士は公爵を骨抜きにする術を持って居る」
女戦士「剣士が?どんな隠し玉がある…」
剣士「幻術だよ…記憶を奪う事も出来る…人道を外れるけど」
女戦士「なるほど…命を奪う事無く事を納められるのか」
剣士「もう一つ大事な事を忘れてるよ…公爵は魔王を封じた魔石を持って居るかもしれない」
女戦士「なに?」
商人「ちょっと待ってちょっと待って…その情報の出所は?」
ローグ「あっしでやんす…証拠はありやせん…只状況証拠ならいろいろ知って居やす」
商人「魔王を封じた魔石を公爵が持って居たとすると…大量の魔石貿易はそこから来てる…」
ローグ「そういう一切合切を盗みに行くのがあっしらがやろうとしてる事でやんす」
商人「なんか色々読めて来たぞ…疑問が残るのが公爵の目的」
ローグ「それが分からんのです…公爵が冒険の書で何を見たかなんすよ」
情報屋「冒険の書…私が読んだのは遥か昔…光る隕石で溶けて行く世界のお話」
剣士「多分それは本当に在った出来事で精霊の記憶の一部…」
情報屋「分かるわ…同じように公爵も何かを見たなら啓示を感じたのかも知れない」
商人「啓示?」
情報屋「予言の一種よ…私もなんとなく知ってた…光る隕石が世界を滅ぼすって…」
商人「子供が生まれなくなる件の事か…」
情報屋「その時代…放射能と呼ばれていた」
ローグ「放射能…始めて聞く言葉っす」
情報屋「そういう知識が啓示の一つ…いわゆる予言なの」
剣士「じゃぁやっぱり地軸の移動も公爵は事前に察知していたと考えて良いね」
盗賊「国のお偉いさんには通達していた様だしな?」
女戦士「とりあえず公爵は危険な人物である事には変わりない…これからどうするか」
剣士「公爵の件は一旦僕に預けて欲しいかな…アダムの秘密を聞き出したいんだ」
女戦士「ほう?幻術で喋らせるか…」
剣士「うん…大きな戦争に発展してからでは探すのも困難になりそうだ…ここは隠密に行こうよ」
スタスタ
アサシン「話に割り込む様だが…一つ言っておく…公爵は悪い人間では無い」
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