勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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217:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 14:58:57.97 ID:KbfSVIxh0
盗賊「おっとぉ?どういう訳なんだ?」
アサシン「元は私達の同志なのだ…盗賊ギルドの良き支援者でもあった」
盗賊「なんだよ真逆な意見を言うじゃ無ぇか」
アサシン「私達とは手段が違うだけで公爵も世界を救おうとしている…只噛み合って居ない」
商人「参ったね…関りが複雑で何が何やら…」
アサシン「仮に私達がその魔王を封じた魔石を手に入れたとして向こう陣営にどう映ると思う?」
商人「アーティファクトを使って世界を動かしている様に見えるだろうね…」
アサシン「それと同じだ…向こうにはこちらの動きが常を逸した一党に見えているのだよ」
ローグ「ちっと待ってくださいよ?公爵がやって居るのも移民を促して結果的に人を救う行為っすね」
剣士「ドリアードを復活させたのはどう説明するの?」
アサシン「私達は精霊樹を…向こう陣営はドリアードを…手段が違うだけでやって居る事は同じという事だ」
剣士「そんな…じゃぁアダムは破壊する必要が無かったと?」
アサシン「エルフには破壊する必要があっただろうな…どちら陣営が力を持つかだけの差だよ」
剣士「こういう事か…僕達は魔王に侵されるのを拒んだ…向こうは魔王を受け入れた」
アサシン「そういう事だ…魔王は世界の半分を約束する…つまり半分の人間は生き残る」
商人「くそぉぉ!!」バン
情報屋「商人…」
商人「初めからボタンを掛け違って居ると言うのか?もう半分どころか10分の1も生き残って居ない!!」
アサシン「私が掛け違ったボタンだ…始めの魔王復活を邪魔しなければこうはならなかった…済まない」
盗賊「初めから公爵の思惑通りに魔王を魔石に変えときゃ被害は無かったと言いたいのか?」
アサシン「それに抗って事態を悪い方へ転じさせたのは私達なのだよ…意味が分かるか?私達は白い悪魔なのだ」
盗賊「あぁ胸糞悪いな…お前はそれでやる気失せた訳だ」
アサシン「クックック言わないでくれ…」
剣士「…」
僕が初めに自分を意識し始めたのは光る夜の時だった
思い返せば無意識に虫を集めて居た様な気もする
そしてダイダラボッチを起こして光る隕石が落ちた
子供が生まれない原因を作ったのは
僕かも知れない
ボタンを掛け違うというのはこういう事
もう取り返しが付かない
僕のせいで世界は滅ぶ…
魔王は僕だ…
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