勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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215:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 14:53:53.54 ID:KbfSVIxh0
盗賊「フィン・イッシュで信頼出来るのは近衛侍と忍びの一族だけという事か…」

情報屋「そう…私達もセントラル国王から疑われて身の危険があるからこの隠れ里に潜んでるという訳」

盗賊「しかしまぁセントラル国王は馬鹿というか直ぐに騙されちまうんだな」

女戦士「そういう馬鹿正直な男だそうだ」

盗賊「暗殺の主犯の件は伝わって居ないのか?」

女戦士「近衛侍の方から伝えに行ったそうだがまだ反応は見て取れない」

盗賊「まぁ自分の家系から裏切り者が出てるのは認められんかも知れんな」

情報屋「家系から出たというか上手く利用されたのね…公爵という人物に」

商人「僕も驚いたさ…公爵は主要なお得意さんで悪い人では無かった」

盗賊「お前会った事はあるんだな?」

商人「無い…影武者なら会ってるかもしれないけど向こうも本人が動いてるとは思えないしね」

盗賊「魔女が女王にすり替わっているのだが…」

女戦士「和平交渉を女王無しでは進められないのだよ」

盗賊「勝手にやらせてて良いとは思えんのだが」

女戦士「女王の側近にも利用されている人間が居るかもしれないのだ…その辺りのコントロールは魔女に任せた方が良いと思う」

盗賊「独裁国家になっちまうぜ?」

女戦士「近衛侍はその辺を心得ているぞ?まぁ元より近衛侍は和平を望んで居ない」

ローグ「なんか読めて来やしたぜ?和平交渉は公爵から一方的に提案されてるんすね?」

女戦士「そういう事だ」

ローグ「元々戦争の小競り合いは公爵が誘導したマッチポンプ…その辺りを近衛侍は感づいてるんすね」

女戦士「その通り…セントラル国王率いる軍隊を足掛かりにフィン・イッシュの分断を謀って居るのだよ」

盗賊「つまり和平では無く攻めに転じた方が国の為…近衛侍はそう判断しているのか」

女戦士「その戦争を回避するには首謀者の暗殺…これが一番有効になる」

盗賊「実はだな…俺らがこっちの大陸に来た目的が…」


どうやら時の王の資産を全部公爵が抑えて居てな

その中にアーティファクトの冒険の書もあるらしいんだ

他にも色々有るかも知れ無ぇ

ほんで俺がそれを盗みに行くつもりだった訳よ


女戦士「ふむ…目的は合致するな」



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