勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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207:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 14:44:17.77 ID:KbfSVIxh0
盗賊「ぶっ!!あのアホ豪族か…あいつらどうなったんだろうな?」チラ

ローグ「セントラルに移送中な筈でやんすが…どうなりやしたかねぇ?」チラ

マスター「その口ぶりは事情を知って?」

盗賊「まぁな?囮だ囮!!」

マスター「まだ白狼の盗賊団は健在と見て良さそうね…」チラリ

盗賊「…」ジロ

マスター「??」

盗賊「さぁて!!仕事だ仕事…」グイ グイ ギュゥゥ

マスター「え!?どうして…」

ローグ「盗賊さん…」


ギロリ


盗賊「お前が盗賊ギルドの一員だった時どういう風に呼ばれて居たか知って居るか?」

マスター「…」

盗賊「女狐のお銀…セントラル支部で俺らの情報を横流しして居たのは知ってんだ…だから距離を置いた」

女狐「今度は違うわ」アセ

盗賊「上手く俺らに取り入って内部に入り込もうとしてんだろ?残念だが俺もそれほど馬鹿じゃ無ぇ」

女狐「誤解よ…今は盗賊業はやってない」

盗賊「お前を付け狙ってた奴は全員フィン・イッシュの忍びだったと俺が気付かんとでも思ったか?」

女狐「そんな事知らない…」

盗賊「それを公爵からの刺客だと嘘をついた…言い訳出来るか?」

女狐「誤解よ!」

盗賊「それとな?俺らの手口を知っちまった以上もうお前は生きられない…理解出来るな?」

女狐「え…」

盗賊「まぁベラベラと情報を出して信用を得るのは良いが…俺も元盗賊だ…こんな形で身内をやるのは心外だが…」

女狐「ねぇ待って!コブラ酒の契約は?」

盗賊「それを知ってるのは一部の人間だけなんだ…なんでお前がその一人なのかは知らんがな」

女狐「私を殺すつもり?」

盗賊「ローグ!!足を押さえろ」

ローグ「へい!!」グイ

盗賊「お前とは酒場の繋がり程度で止めて置きたかった…」スラーン

女狐「お願い…殺さないで…もう裏切らないから」ジタバタ

盗賊「ふぅぅ…アサシンはこうやって身内を屠って来たか」

ローグ「盗賊さん…」

女狐「お願い止めて…」

盗賊「あばよ…」ブン


グサリ! ポタポタ



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