勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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208:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 14:46:05.29 ID:KbfSVIxh0

剣士「んあぁぁ痛いなぁ…」ポタポタ

盗賊「剣士!邪魔すんな…間違い無くこいつは刺客だ」

剣士「もっと平和に行こうよ…僕は幻術が得意な魔術師なのを忘れているよ」

女狐「ひぃぃぃ…はぁはぁ」ブルブル

剣士「人道に反するけどこの場合仕方が無い…催眠魔法!…君は僕達の秘密を他の誰にも話せない」

女狐「な…何を…」

剣士「人助けさ」

盗賊「なるほど…口封じはそれで良い訳か」

剣士「君がどう行動するかは自由だよ?でもね…一線を越える様な場合はどうなるか保証出来ないのは覚えて置いて」

女狐「…」ゴクリ

ローグ「こっわ…」

盗賊「命拾いしたな?これで俺らがどういう人種なのか理解出来たろう」

女狐「私の体は子供のまま?」

剣士「そうだよ…いつ元に戻るか僕も分からない」

女狐「フフフ…アーハハハハ完敗ね…もう何も出来ない」

盗賊「まだたんまり色々知って居そうだな?」

女狐「もう全部話したわ…私は白狼の盗賊団に憧れていた…突然盗賊が現れて試してみたくなった」

盗賊「やっと本音が出たか…裏切り癖さえなけりゃ俺らの仲間だったかも知れんのにな」

女狐「縁が無かったのね」

盗賊「お前だな?10年前にシャ・バクダ宿屋の店主と看板娘を嵌めたのは」

女狐「公爵はその頃から白狼の盗賊団を意識していた…私は雇われただけ」

盗賊「アサシンがやる気を失くしたのはその頃からだ」

ローグ「もしかして盗賊ギルド解体の裏にも公爵が関わって…」

女狐「気付くのが遅いわ」

盗賊「どうも生かして置けんなこの女…」

女狐「私は常に雇われ…悪気は無いのよ…私を雇う気は無い?」

剣士「何言ってるのさ…君はもう僕に逆らえないんだよ?自由にさせてあげてるだけだってさっき言ったじゃない」

女狐「う…」

盗賊「まぁそういう事だ…死ぬまで働け」


トントン



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