勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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206:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 14:35:26.62 ID:KbfSVIxh0
『夜中』
カクカク シカジカ
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盗賊「…なるほど公爵はもう何年も前から移民を促してこの国にも足ががかり置いて来たっつー訳か」
ローグ「それじゃあっしは公爵の片棒を担ってた事になるんすが…」
盗賊「魔石とケシの流通コントロールでどうとでも出来る…こいつ相当賢いな」
マスター「この国は関税がかからないお陰でほぼセントラルが物価の指標を操作出来てしまう…それが弱点」
盗賊「まぁそれももう終わりだろ?この気候変動で商船はもう動けんしな」
マスター「だから今行動を始めて私も巻き込まれた…」
ローグ「公爵の足掛かりって具体的に何処か分かりやすか?」
マスター「銀鉱山の利権…廃坑になっていた場所を立ち上げ直した」
盗賊「ふむ…それだけじゃ切り捨ててもフィン・イッシュはそう痛まん」
マスター「銀で作った武器を軍隊に配布しているのも公爵」
ローグ「おっとっと…もしかして武器は全部公爵が握ってる感じなんすか?」
マスター「多分…」
盗賊「そういやフィン・イッシュがオークに武器を渡してるという話も聞いた事があるんだが…」
マスター「それも恐らく公爵が関与して居ると思う」
ローグ「あっしの言った通りでやんしたね?戦争を誘導していやすね…」
盗賊「あっちでもこっちでもマッチポンプか…どういう利があるか分からんな」
ローグ「表の顔じゃ和平交渉の先導役…こうやって足掛かりを得てるんすね」
盗賊「つまりすでに国の要人になってるってこったな…力を持った貴族はもう居ないってのは聞いて呆れる」
ローグ「力は金だけじゃ無いっすね…信用が力になる」
盗賊「だから暗殺がはびこる訳か…この状況をアサシンは黙って居ると思うか?」
ローグ「アサシンさんの敵は魔王なんすよ…魔王亡き今…守れなかった多くの命への懺悔の日々なんす」
盗賊「そういう所なんだよなぁ…女王に目染められなかったのは」
ローグ「不死者となってしまったんで無理も無いでやんすよ」
マスター「質問…あなた達は白狼の盗賊団としてフィン・イッシュへ?」
ローグ「…」ピタ
盗賊「それを聞いてどうする?」ジロリ
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