勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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130:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 12:35:02.63 ID:KbfSVIxh0
『酒場_個室』
ガチャリ バタン
ローグ「瓶ごとに成っちまいやすがキ・カイじゃ珍しいワインっす」
盗賊「おぉぉ済まんな…」キュポン グビ
ローグ「ほんで聞いて欲しい話なんすが…セントラル貴族の公爵という人物を知って居やすか?」
盗賊「会った事は無ぇが何度か俺にコンタクト取って来たな?」
ローグ「先に結論を言っちまいやすが…多分黒の同胞の生き残りなんすよ」
盗賊「なぬ!?10年前に全滅して居なかったのか…」
ローグ「あっしは豪族の立場を利用して色々調べたんすが…どうも20年前のセントラル第3皇子の戦死から関わって居る重要人物っす」
盗賊「20年前っちゃぁ100日の闇事件か…」
ローグ「そもそも20年前の魔王復活はセントラル第3皇子の戦死から始まって居やす」
当時の黒の同胞達の狙いは復活した魔王を魔石に封じ
ドリアードの中にあるアダムを復活させる事でやんした
その実現に10年近く掛かっているんすが結果的に成功してる訳でやんす
一見それで平和になった様に見えやすが
その実子供が生まれない事や黒死病の蔓延で人口がどんどん減っている訳なんす
これに気付いた未来君がこの間アダムを破壊した…大きな流れはこんな感じっす
盗賊「俺の認識もまぁ大体そんな感じで有ってるんだが…公爵がどう関わってるんだ?」
公爵はですね…表の舞台にはほとんど関わらないんすが
兎に角仕込みが上手いというか裏で手を引いて上手く物事を誘導するんすよ
昔からセントラル貴族では穏健派の時の王派閥と強硬派のその他貴族で分かれていたんすが
公爵は穏健派で常に時の王の陰に隠れた存在だったんす
上手く時の王を誘導してこの20年の動乱を導いてる…それがたぶん公爵なんす
盗賊「狙いが良く分からんのだが…」
あっしが公爵に疑いを持ったのは
時の王の屋敷を公爵が美術館にして一般公開するようにした事っす…
時の王の遺産の肝心な遺物は全部公爵が接収してるんすよ
その事実を隠蔽する為に美術館として一般公開した
盗賊「ほう?お前は時の王の遺産に何があったのか知って居るのか?」
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