勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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129:名無しNIPPER[sage saga]
2021/11/20(土) 12:33:17.53 ID:KbfSVIxh0
『古都キ・カイ_酒場』
ガヤガヤ ガヤガヤ
外は死ぬほど寒みぃ…あぁぁきついウォッカくれ!!
流氷が邪魔で商船が出れないのさ…まぁしばらくここで飲んだくれだよ
お酒が高騰してて少しお高いですがよろしいですか?
ガハハハ酒なら俺の船に大量に積んでるんだ
盗賊「よう!遅くなった…金は用意してあるか?」
ローグ「盗賊さん…こんな目立つ所で待ち合わせは無いっすよ…」
盗賊「フード被ってるなんざお前らしく無ぇじゃ無ぇか」
ローグ「あっしはちっと豪族に顔が知れてるもんで動きにくいんすよ」
盗賊「そうか悪りぃ悪りぃ…ほんで金は準備出来たな?」
ローグ「耳を揃えてここに…」ドスン ジャラ
盗賊「ほぉぉ…手ぶらだと思ってたがちゃんと用意出来たな」
ローグ「あっしが持ってた魔石がえらく高く売れたんでやんす」
盗賊「まぁ俺の方も貴重な木材を身内に売れて良かったわ…んで?何に使うのよ?」
ローグ「盗賊さんと同じ大型の貨物用気球が値落ちしてたんで買ったでやんす」
盗賊「そら良い!帆を張って俺と同じにするってんだな?」
ローグ「そーっすね…あっしだけキ・カイに留守番はイヤなんすよ」
盗賊「はは〜ん…ハテノ村の往復便をやろうって訳か…よっし!俺が手伝ってやる」
ローグ「そう言って貰えると嬉しいっす」
盗賊「丁度布の買取もやってて帆を張る分くらい工面出来るぞ?」
ローグ「明日あっしの気球まで案内しやす」
盗賊「ところで話が有るって言ってたな?気球の件だったか?」
ローグ「いやいやちっと盗賊さんの耳に入れておきたい話が有ったんすよ…ここじゃ何なんで個室行きやしょうか」
盗賊「おう…人に聞かれたく無い話しな訳か」
ローグ「一番奥の右手の部屋っす…酒も持って行くんで先に行ってて下せぇ」
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