莉嘉「どうしてお姉ちゃんはまだ処女なの?」武内P「」
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4: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/11/14(日) 06:56:35.28 ID:/yDiE7So0
莉嘉「Pくん? どうしたの?」

武内P(――天真爛漫な笑顔から放たれた衝撃的な言葉は、ふらつく私に容赦のない追撃となり、思わず膝をついてしまいました)

武内P「はぁ……はぁ……城ヶ崎さん?」

莉嘉「ん、なーにPくん」

武内P(未だに片膝をついたまま、白ばんだ視界に頭痛を覚えるも何とか耐えます。今はそんな事よりも、まずは城ヶ崎さんの真意を確かめなければ)

武内P「先ほどの話を聞いていますと、まるでお姉さんと私が両想いだと思われているようですが……」

莉嘉「へ? Pくん何を……あ、はは〜ん☆」

武内P「城ケ崎さん?」

莉嘉「そっかー、そういうコトかあ。いやーお似合いだねぇ。お似合いだけど、Pくんがそんなんだからお姉ちゃんがまだ処女なんだから困っちゃうなあ☆」

武内P「あ、あの……」

莉嘉「うん、安心してPくん。もう何年も年頃の女の子をプロデュースしているのに女心かちっともわかんないのはPくんの悪いトコだけど、アタシたちはそういう所は嫌いじゃないから」

莉嘉「妹のアタシが保証するから大丈夫! Pくんは片想いなんかじゃない! これまでずっと両片想いだっただけ☆」

武内P「ち、違います……っ」

武内P(私が言いたいのはお姉さんの気持ちではなく……いえ、そちらもあるのですが、私はアイドルに私欲を抱いたりはしていないという事です)

莉嘉「……Pくん。もう何年も我慢してたんだよね? 急には信じらんないかもしれないけど大丈夫。お姉ちゃんもPくんを、何年も待ってたんだから」

武内P(しかしふらつく頭では考えがまとまらず、何と言っていいのかわかりません)

莉嘉「あ、いけない! そろそろお姉ちゃんと会う時間だ。ねえPくん、今日は仕事上がりは20時の予定だったよね?」

武内P(白ばむ視界のどこか遠くから城ヶ崎さんの声が聞こえたような気がします。私がそれにどう応えたのか、自分の事なのにわからない)

莉嘉「帰らないでPくんの部屋で待ってて! あ、それとちゃんと覚悟を決めておいてね☆ お姉ちゃんのコトだから怖じ気づいちゃうだろうからPくんから強引に始めないとダメだから!」

武内P(そう言い残した城ヶ崎さんは、私が立ち上がる前に会議室から走り去ってしまったのでした……)


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