莉嘉「どうしてお姉ちゃんはまだ処女なの?」武内P「」
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3: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/11/14(日) 06:55:55.46 ID:/yDiE7So0
莉嘉「でもお姉ちゃんが気にしているなら話は別。お姉ちゃんは皆が憧れるカリスマギャルであろうと努力しているから、恋愛経験なしの処女だってバレないように気を遣ってて……そんなお姉ちゃんのコトをネットでカリスマ処女ってバカにしてるんだよ! ムカつく!」

武内P「……確かにお姉さんが未経験である事をネタにからかう風潮はあります。しかし彼らの大半は暇つぶしであって、本気でお姉さんをバカにしているわけではありません。むしろあれだけ見事にカリスマギャルとして支持を受けるお姉さんの意外な一面に、魅了されているともいえます」

莉嘉「それは……わかるけど、暇つぶしでバカにされているのがムカつくのは変わんないし……お姉ちゃんだって、きっと傷ついているよ」

武内P「……そうですね。だからこそ――」

莉嘉「ねえ、どうして?」

武内P(顔の見えない悪意からお姉さんを守るために、私たちがしっかり味方をしないといけない。そう続けようとした私の言葉を遮って、城ヶ崎さんは潤《うる》んだ瞳で私を責めるように、縋《すが》るように見上げた)





莉嘉「どうしてお姉ちゃんはまだ処女なの? Pくんはお姉ちゃんに何の不満があるの?」





武内P「………………………?」

武内P(城ヶ崎さんの言葉の意味がわからず、少し固まってしまいました)

武内P(額面通りに受け取るならば、まるでお姉さんが未経験である事に私が関わりがあるような言い方です)

武内P(確かにお姉さんがアイドルとしてデビューした時の担当プロデューサーは私です。そして最初の説明で、ハッキリとは言いませんでしたがアイドルは恋愛禁止であるとほのめかしました)

武内P(しかしそれはもう何年も前の話であって、今の担当プロデューサーは私ではありません)

武内P(お姉さんが未経験である事と、まったく無関係とは言えませんが――こうも強く城ヶ崎さんに詰め寄られる理由は見当たらないのです)

武内P「あの……城ヶ崎さん?」

莉嘉「Pくんだってお姉ちゃんとエッチしたいでしょ!」

武内P「!?」

莉嘉「確かにお姉ちゃんはチョー奥手かもしんないけど、もう何年もあったんだから二人っきりで良い雰囲気な時だって何回もあったでしょ!」

武内P「!!?」

莉嘉「確かにPくんがガバッていこうとしたら、お姉ちゃん固まって震えちゃうかもしんないけど――大丈夫! アタシが保証するから、多少強引でもいいから押し倒して☆」グイッ

武内P「!!!?」

武内P(城ヶ崎さんは私の目の前に手を突き出したかと思うと、握った拳の人差し指と中指の間から親指を出すジェスチャー――いわゆるフィグ・サインをニッコリと笑いながらしてみせました)

武内P(もともと大人に憧れて背伸びした発言が多くはありましたが、ここまで性を連想させる表現をするのは初めての事で……中学生の頃から知っている少女の意外な一面は、足元が崩れそうなほどの衝撃を私に与えます。そんな私に――)

莉嘉「そんでもってムリヤリ凸凹×!」

武内P「――――――――――」


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