莉嘉「どうしてお姉ちゃんはまだ処女なの?」武内P「」
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◆SbXzuGhlwpak
[sage]
2021/11/14(日) 07:05:58.78 ID:/yDiE7So0
武内P(おかしい。城ヶ崎さんの反応が妙です。良くてお説教、悪ければ軽蔑されて部屋を立ち去るかと思ったのですが……気のせいか、この上なく上機嫌に見えます)
美嘉「ねえ、女性として見ているって……少し回りくどいっていうか、婉曲的な表現だよね。もしアンタがそういった意図でアタシと呼びだしたのなら、そういう逃げ道を残す余地があるのはちょっとなーって思うよ?」
武内P「え……は、はい」
美嘉「うん、アンタのそういう言い回しは嫌いじゃない……好きかな、むしろ。でも……ね? 今ぐらい情熱的に、そしてもっとハッキリと伝えてほしいの。アタシの誤解かなって思う余地が無い言葉で」
美嘉「言葉が難しいのなら……ん、ほら……ね? アタシも……アンタを何年もお預けさせちゃった負い目があるし……男の人ってそういうモノだって聞いたコトあるし……怖いけど……アンタが……貴方が相手なら、勇気を持てるから」
武内P(……いったい何が起きているのですか?)
武内P(これではまるで、城ヶ崎さんが私の告白を受けてしまったようで……ハッ!?)
美嘉『アタシの誤解かなって思う余地が無い言葉で』
武内P(誤解の余地が無い言葉……なるほど、そういう事ですか城ヶ崎さん)
武内P(ドアの向こうには、妹さんがどうなるのか様子をうかがっているのですね)
武内P(そしてプロデューサーである私が自分に告白するはずがないと信じてくれて、私の意図を――妹さんが二度とこのようなマネをしないように、告白して振られようとしている事を察してくれた)
武内P(そのためには、ドアの向こうにいる妹さんにもハッキリとわかる形で振られろと言ってるのですね!)
武内P「美嘉さん……私は貴方を愛しています」
美嘉「――っ!!」
武内P「もし私の気持ちを受け取っていただけるのなら――」
美嘉「あ――」
武内P(城ヶ崎さんに歩み寄り、その両肩にゆっくりと手を乗せます)
武内P(あとは城ヶ崎さんが私を拒絶するだけです!)
美嘉「ん……」
武内P「……?」
武内P(おかしいですね。どうして城ヶ崎さんは目をつむりながら上を向いているのでしょう?)
武内P(これではまるで、キスされるのを待っているかの―――――――――キスを待っている!!?)
美嘉「ね、ねえ……」
武内P「は、はいっ」
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