奏「CPのプロデューサーさんってチャーミングよね」文香「……ダメですよ」
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4: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/10/16(土) 20:49:24.71 ID:UKU7eEeE0
武内P「なぜ離してくれないのですか?」

未央「ふふ、な〜に言ってるのプロデューサー? さっきプロデューサーが自分で――――あ」

武内P「?」

未央「うわあっ!!?」

武内P(突然硬直したかと思うと、本田さんは転げるのではないかと心配になる勢いで飛び下がってしまいました)

未央「違う違う! 今の無し! 勘違い、勘違いしただけだから!」

武内P「あの……いったい何の事でしょうか?」

未央「わかんないならそのままで! もし後でわかってしまったら――――うん、まあ。や、優しくしていただければ」

武内P「は、はい。ところで本田さん、先ほど気になる事を言っていましたが……」

未央「やめて! 詮索しないで! あの時の未央ちゃんはどうかしてたんです!」

武内P「いえ、多分本田さんが触れてほしくないと思っている、その少し前の事だと思います」

未央「え? また私何かやっちゃいました?」

武内P「私の手がクラスの男子より大きいという話をされた事です。私は人の手の大きさを気にする事はあまり無かったため、本田さんがどうしてクラスの男子の手の大きさを知っているのか、少し気になりまして」

未央「ああ、なんだそんなコトか。今日クラスで男子たちが腕相撲をやってたから未央ちゃんも混ぜてもらったんだ」

武内P「腕相撲に混ざった?」

未央「うん。いやあ、中学生の時もそういうコトやってたけど、男子って中学と高校じゃ体つきが全然違うんだね。ノリノリで参加して相手と手を組んだけど、記憶にある男子の手とまったく違って驚いちゃった」

武内P「……」

未央「あれ、どうしたのプロデューサー」

武内P「本田さん……少し確認したいのですが、それ以外にクラスの男子の体に触れる事はありますか?」

未央「へ? 男子の体にさわるなんてコト、そうそう――――肩叩いて挨拶したり? バカやった男子の背中をバシバシ叩いたり、ポージング合戦してる柔道部員とラグビー部員の腹筋にパンチしてみたり……まあ、けっこう」

武内P「本田さん……貴方にそのような気持ちが無い事は知っていますが、男に勘違いさせるような事をしてはいけません」

未央「か、勘違い!? いや、アレはその場の流れでやましい気持ちなんてまったく無かったし、みんな笑ってたよ!」

武内P「本田さん以外に、そこまで頻繁に彼氏でもない男の体に触れる女子はいますか?」

未央「えっと……まあ、クラスに一人か二人ぐらい?」

武内P「思春期の男子は、本田さんが思っている以上に単純です。自分に気軽に触れてくれる同年代の女子というだけで胸がいっぱいになります。本田さんが相手となればなおさらです」

未央「な、なおさらって……いや、確かに未央ちゃんは魅力あふれるアイドルですけど……別にそのぐらいで」

武内P「本田さんの誰とでも気軽に仲良く話せるのは取り柄です。しかしボディタッチはこれから極力減らしていきましょう。男の手を握るなど厳禁です。なぜ握手会があるのかというと、それだけ男は異性の手……それも憧れのアイドルの手を握れる事を幸せに感じるからです」

未央「そ、そうなんだ。ごめんなさいプロデューサー。私ちょっと不用心……うん?」

武内P「いえ、わかっていただけたのならば、これから気をつけてもらえれば……どうかしましたか?」

未央「いや、えっと……うん、間違いない」

未央「プロデューサーさあ……未央ちゃんと恋人握りした時、しばらく固まってなかった?」

武内P「え……?」


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