キョン「まるで少女漫画の男の子みたいだな」佐々木「それはキミだろう?」
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5:名無しNIPPER[sage saga]
2021/10/02(土) 21:08:42.24 ID:0P228qqwO
「さて、どうだっただろうね。この世の中にはどうにもならない、どうしようもないことが存在していると気づいたのは果たしていつ頃だったか。残念ながら忘れてしまったよ」

そう言われると俺も記憶が定かではないな。
欲しい物が買えないだの好物が食えないだの幼稚なことはともかくとして、どうしようもない無常感ってのはそれこそ親しい人間の葬式でもなければ理解することは出来まい。

以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2021/10/02(土) 21:11:29.34 ID:0P228qqwO
「なあ、佐々木」
「なんだい、キョン」

パタンと本を閉じて、こちらを見つめてくる佐々木の瞳には少し怯えが混じっていた。
誰だってそうだろう。間違えるのは怖いさ。
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2021/10/02(土) 21:13:13.21 ID:0P228qqwO
「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
「なに嗤ってんのさ!? 反省して!!」

これが嗤わずにいられるかっての。
佐々木に嫌われちまった。悲しい。
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2021/10/02(土) 21:14:57.95 ID:0P228qqwO
「お待たせ」
「どこに行ってたんだ?」

数分で戻ってきた佐々木に訊ねると、なにやら珍しく紅潮した顔を逸らしつつ、答えた。

以下略 AAS



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