竈門炭治郎「俺も……兄ちゃんも、お前が大好きだぞ」竈門禰?豆子「むー」
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10:名無しNIPPER[sage saga]
2021/09/13(月) 23:17:17.15 ID:kZJ1f/dCO
「む?」
「禰豆子、下がれ!」

善逸のただならぬ雰囲気に困惑する禰豆子を下がらせて、俺は仕方なく刀を拾った。
しかし、抜けるのか。正当防衛だとしても。
俺が、善逸を、仲間を。本当に斬れるのか?

「善逸……頼む。考え直してくれ」
「炭治郎」

シューッと雷の呼吸を吐き出しながら、善逸は壱ノ型の構えを取り、言葉を紡いだ。

「躊躇うな」
「そんな……」
「俺は……鬼だ」

鬼と化した善逸。だからと言って、俺が。

「そして炭治郎。俺にとってはお前も鬼だ。憎たらしい鬼いちゃんだ」
「善逸……頭と、もう善悪の区別も……」
「禰豆子ちゃんを返せ、炭治郎」

返せ? 返せだと? 俺の唯一の家族を?

「禰豆子は渡さない! たとえ仲間であるお前を斬ろうとも! 俺は! 俺は禰豆子を絶対に渡さない!! そのためなら俺は……善逸、お前を斬る!!」

2人同時に刀を抜く。もう後には引けない。

「雷の呼吸……壱ノ型」
「ヒノカミ、神楽……」

速さでは敵わない。返す刀で、仕留める。


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