キョン「それで、お前も来ちまったのか?」友崎文也「あ、はい。友崎文也と申します」
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6:名無しNIPPER[sage saga]
2021/09/07(火) 23:32:13.12 ID:Ib9lUiBFO
「たしかに周囲から孤立していたことは否定しないわ。でもあれは私が望んだことだから、あんたの指摘には当たらない。そもそも私は普通の人間と和気藹々とすることがつまらなくて、自ら孤立を選んだのよ」
「普通の人間と和気藹々がつまらない……」

日向さんは何やら考え込んでいる様子。
まあ、ハルヒの言い分は筋が通っている。
こいつとて、なにもこの世に生まれた瞬間から孤高であったわけではなく、ある日ある時、ふと周りの人間に興味を失ったのだ。

思春期を拗らせた者の特有な症状である。

「日向葵さん、だっけ?」
「はい。葵でいいです」
「なら私のことも特別に名前で呼ぶことを許すわ。葵さん。あなたも周囲と『ズレ』みたいなものを感じてる筈よ。図星でしょ?」
「それは……」

詰問されていた筈がすっかりハルヒペースになっているのはカリスマ性なのだろうか。
いや、日向さんにカリスマ性がないというわけではないが、やはりハルヒは別格だった。

「普通の人間が楽しめることを楽しむことが出来なくて、普通の人間が面白いと思えることが面白くなくて、つまらない。みんなが驚くようなことでも自分にとっては想定の範囲内で、退屈。葵さんもきっとそう感じてる」
「ハルヒさん。あなたは私の何を知ってるんですか? そんなに退屈そうに見えますか?」
「ええ。退屈を持て余して死にそうな顔をしてる。なまじ優秀だから手に入るものは片っ端から集めることが出来るでしょうけど、それであなたが満たされることはないわ。私の経験上ね」

つくづく凡人で良かったなと、俺は思った。


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