21: ◆hQ4IRF95y.[saga]
2021/09/19(日) 22:18:12.44 ID:B51DvGru0
タキオン「君はやはり私達を良く見てくれている! ハハハ! 人間離れしたその身体能力も、ウマ娘の事を一心に想えばこその賜物だろう!」
タキオン「私達を無垢に愛するが故に、どんな無茶にも全力で応えようとする君に、私達が! この私が! まさか心を奪われてしまうとは! 夢にも思わなかったさ!」ザッ
トレーナー「落ち着けタキオン!」
タキオン「いいや、ここが勝負時なんだよ。君は知っているだろう。何故なら君こそが私の勝利を誰よりも間近で見てきたのだから」
ドッ!
トレーナー「ッあ!」
タキオン「恐ろしいかい? それはそうだろう。人間が、ウマ娘に、勝てる訳が無いんだから」
トレーナー「ああそうだな。力でも速さでもお前たちには遠く及ばない」
タキオン「ならさっさと諦めて」
トレーナー「だが逃げる! 俺はこのトレセン学園一番の諦め下手◎なんでなーーーー!!!」
タキオン「まったく……! 往生際の悪い!」ゴッ!
スッ
タキオン「っ!?」
トレーナー「良いかタキオン、これだけは覚えておけ。車とウマ娘は急には止まれない」
タキオン「しまっ」
タキオン「(勝負所を見誤った! 今末脚を出すべきではなかった! 勢いが付きすぎている! 止まれない!)」
トレーナー「よっ!」
【足を引っかけられて転びそうになるタキオン。そのタキオンの腕を掴むと、勢いを殺すように二回転ほどグルグルと砲丸投げをするかのようにトレーナーは回った。そして】
トレーナー「よいしょーーー!!!」
【タキオンをお姫様抱っこするトレーナーであった】
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