20:ソシャゲのイベント忙しくてヒマ無かった[saga]
2021/09/19(日) 22:00:41.26 ID:B51DvGru0
トレーナー「はぁ、はぁ……理事長を探せって言ったって、どこにいるんだ……?」
トレーナー「ウマ娘に会うなって……クソ、あんなでも頼りになるアイツに頼れないのは辛いな……」
ヒュッ……
トレーナー「上か!? あ、網!?」ゴロンッ
「おっと、外したか。惜しいな。さすがはトレーナー君だ。大人しく捕まってくれていれば君の安全を保障したというのに」
トレーナー「タキオン! 何のつもりだ!」
タキオン「さて、それは君が良く知っていると思っていたが。まぁ良いさ、今君を野放しにしておくワケにはいかない。大人しくしてくれれば悪いようにはしないとも」
トレーナー「悪いな、今はお前の実験に付き合う時間が無いんだ。理事長を探さないといけない」
タキオン「ほう? 君はまさか、自分の置かれている状況を理解していないのかな? 良いかい、君は今命の危機に瀕しているんだよ?」
トレーナー「え?」
タキオン「え? じゃないが。当然だろう、考えてもみたまえ。今の君の状況は、特定個人のウマ娘と爛れた関係を構築し、実はそれが誤解で友人(♂)と爛れた関係だった事が発覚し、かと思えば実はそれも偽装工作でゴルシ君と爛れた関係だったという話にまでもつれてしまっている。もはや何が真実で、どこまでが嘘なのかも誰にも分からない。それは私にもだ、トレーナー君」
トレーナー「改めて、どうしてそうなったんだ。いやゴルシのせいか」
タキオン「君の責任も多分にありそうだが、まぁそれは今は置いておこう。そんな混沌渦巻く君の真の顔を、君を慕っているウマ娘たちが放っておくと思うかい?」
トレーナー「全部無実なんだけどなぁ!」
タキオン「君を慕っているウマ娘だけじゃない。それらと関係を深くするウマ娘たちも、熱心に君を探している事だろう。そういう訳で、君を一時的にモルモットに変えて私が保護しようという訳だ」
トレーナー「…………なるほどな。それはありがたい申し出だが……悪い、遠慮させてもらう」
タキオン「ほう? それは、何故だい?」
トレーナー「本当にただ俺を保護するだけなら、わざわざ俺を捕まえようとする理由が思い浮かばない。普通に話しかけて、普通に薬を渡す……その選択肢もお前にはあったハズだ」
タキオン「……しまったな。余計な疑念を持たせる余地を作ってしまった事は謝るが」
トレーナー「今、やや視線を動かしたな? お前は今緊張しているな、どう言い訳するか一瞬悩んだか?」
タキオン「…………クッ……クックック……いや、とっさに誤魔化そうとしたが、うむ。君の目は欺けないな!」ゴッ!
トレーナー「うおっ!?」
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