417: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/10/09(土) 22:38:33.28 ID:kNZzxQKH0
◇◇◇
6時間目の学級活動の時間。
昨日の説明にあった通り、わたしと一色くんと宮野さんの『ねずみ組』は今日から試験開始となる。
話し合いの場である特別棟の視聴覚室へ赴き、授業開始の合図と共に周囲の様子を伺う。
昨日と同じ席にみんな座っていた。そしてみんな周りの出方を伺っているらしく、30秒が経過した頃、この張り詰めた空気に耐えきれないとばかりにBクラスの白城くんが立ち上がる。
「まずは自己紹介か? つっても学年の中でも有名人ばっかだからなぁ。お互い名前くらいは知ってるよな?」
「いいえ。わたくしは白城様のご意見に賛成です。ここは改めて自己紹介と致しましょう」
Aクラスの東雲さんが白城くんの意見に賛同する。
そしてAクラス神宮くん、Bクラス立石くんと続々賛同の声が上がり始める。当然、わたしたちCクラスも賛同した。
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