野原しんのすけ「僕が……オラが風間くんを救ってやるゾ」風間トオル「えっ……?」
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8:名無しNIPPER[sage saga]
2021/08/01(日) 20:42:24.31 ID:fWK0a0/zO
「総隊長、風間大隊長の処分を具申します」

ゴミを見るような目で、ネネちゃんは総隊長であるしんのすけに僕への処分を求めた。

「風間トオルはスーパーエリートの風上にもおけない腑抜けです。大隊長に相応しくありません。総隊長が処分しないなら私が……」
「待て、ネネ」

ウサギのぬいぐるみを振りかぶったネネちゃんをしんのすけが止めた。そして、告げる。

「風間。お前がスーパーエリートの洗脳から解放されていたことはわかっていた」

そう。僕はもうスーパーエリートではない。
スーパーエリートの洗脳は、体験入学最終日のマラソンで解けている。それでも、僕は。

「僕は、友達とずっと一緒に居たくて……」
「それもわかっている」

しんのすけはすごいな。なんでも知ってる。
同じスーパーエリート同士でも、こいつにだけは敵わなかっただろう。いや、勝てない。

「風間、お前は救い待ち望む側の人間だ」
「救いを、待ち望む側……?」
「だから、風間。いや、風間くん」
「しんのすけ……?」
「僕が……オラが風間くんを救ってやるゾ」
「えっ……?」

昔の口調に戻ったしんのすけに唖然としていると、安否不明だった2人が部屋に現れた。

「騙してごめんね、風間くん」
「ぼ」
「ボーちゃん! マサオくん!」

2人は生きていて何故か洗脳が解けていた。


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