64:名無しNIPPER[saga]
2021/08/01(日) 03:05:28.08 ID:jskPmb2G0
桂馬『それにまぁ…最悪できなくてもいい』
エルシィ『えぇ!?いいんですか!?』
桂馬『いやよくねぇよ。死ぬだろうが』
エルシィ『理不尽です〜…』
桂馬『2つ目のメリットは失敗した時の保険を付けられる事だ』
エルシィ『保険、ですか…?』
桂馬『あぁ、あまり死ぬ前提で話したくないけどな』
桂馬『もし僕が逃げられずに奴に殺されても死んだ歩美の身体には駆け魂が残っている』
桂馬『さぁその駆け魂は一体どこに行くと思う?』
エルシィ『それは…まぁ次の宿主を探して…』
エルシィ『…』
桂馬『あんなシリアルキラーに心のスキマなんて無い訳ないだろ』
桂馬『でもって高確率で悪魔』
桂馬『…女だ』
エルシィ『いやいやいや女の子かどうかは流石に分からないじゃないですか?』
桂馬『胸の膨らみとヒロイン独特の甘い香りを僕が見逃すと思うか!?』
エルシィ『見逃してください』
桂馬『ともかく相手は9割方女だ』
桂馬『僕が死んでも冥土の土産に駆け魂をしてやれる』
桂馬『とりあえずそれで直接僕の関係者を殺そうとはならんだろう』
桂馬『後はいつもの仕事の要領でやればいい』
エルシィ『いつもの要領って…』
桂馬『当然ながら何度も言うがコレはこの作戦がしくじった時の付け焼き刃代わりだ』
桂馬『あまりアテにはするなよ。主に僕の存亡の危機的な意味で』
エルシィ『いやでもしませんよ!?ただでさえこの駆け魂は普通の方法じゃ捕らえられない位に成長してるんですよ!』
エルシィ『これ以上レベルが上がったら誰にも手に負えなくなります!』
エルシィ『それに…にーさまには死んでほしくないです…』
桂馬『………決まりだな』
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