63:>>60 それもなるべく苦しめて』、ですわ[saga]
2021/08/01(日) 02:49:21.89 ID:jskPmb2G0
桂馬『第一に囮を作れる事だ』
桂馬『さっきも言ったが犯人は1人になってる僕を見つけたら躊躇なく殺すだろう』
桂馬『多分相手も僕が逃がす為に時間稼ぎをしてるって判断するだろうからな』
桂馬『だけど見かけたのが歩美の場合、まだ校舎に僕やエルシィが残ってる可能性が高いと見るだろう』
桂馬『だからその場合、良くて拘束、悪くても半殺し程度に済ませて僕を生かすだろう』
桂馬『そこでだ』ゴソゴソ
エルシィ『何ですか?それ』
桂馬『ICレコーダーだ』
桂馬『こいつに僕の音声を録音して誘き寄せる』
桂馬『ただこれを流すだけじゃ不恰好だ』
桂馬『そこでエルシィ、これを僕のダミーを作ってそれに貼り付けろ、でもって音声を流して僕の方にダミーを移動させろ』
エルシィ『ええ!?う…え、えぇぇ!?』
エルシィ『そ、それって私…にーさま…の身体の歩美さんを避難させてから、ですよね?』
エルシィ『時間が足りませんし、第一何処ににーさまが居るか分かりませんよね!?』
エルシィ『というかにーさまの安否も分かりませんよ!?』
桂馬『馬鹿、何の為のレーダーだよ』トントン
エルシィ『れ、レーダーって…これはあくまで駆け魂を探る為の……って、あっ』
桂馬『な?僕の場所ならすぐ分かるだろ?』
桂馬『まぁ生きてるかどうかは神のみぞ知るって感じだが』
桂馬『とりあえず何にせよ僕が生きてる前提で進めてくれよ』
エルシィ『は、はぁ………』
エルシィ『…で、それで引きつけられたら私がこのナイフでにーさまを拘束している羽衣やら何やらをズバッと……』
エルシィ『…って事ですよねぇ…』
桂馬『お、何だ。話が早くて助かる』
エルシィ『滅茶苦茶責任重大じゃないですかぁ!私!』
桂馬『いやだって…さっき無茶してねって頼んだだろ!』
エルシィ『だ、だって…いくら何でも私1人でこんな事…』
桂馬『できないって分かりきってるのを僕がお前に頼むと思うか?』
エルシィ『…』
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