エルシィ「私だけが望むセカイ」
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65:名無しNIPPER[saga]
2021/08/01(日) 04:01:45.15 ID:jskPmb2G0
「…そんな…全部お見通しだったって事…?」

歩美「見通しもクソも無いだろ」

歩美「はっきり言ってコレは借金使ってギャンブルするみたいなその場凌ぎの方法だ」

歩美「人の命懸かってなけりゃこんな危険な事しない」

「………違う、そうじゃない…」ボソッ

「なんで…あんたがそんな、事…」

歩美「…?」

歩美「まぁいいや。それともう1つ教えてやるよ」

歩美「生憎だけど僕はお前の事なんか覚えてない」

「え…」

歩美「嘘じゃない。声だって聞いた事ないし、さっきちらっと顔が見えたが見覚えが無かった」

歩美「だからお前が僕に何か奪われたとか酷い事したとか言われても知らん」

「嘘…嘘よ。覚えてないの?」

「私の名前も?私と話した事も…?」

「あの時何の劇やったかも覚えてないの!?」

歩美「いや…そもそも劇なんかしたのか…?」

「そん、な…」

歩美「………よく分からんヒロインだなぁ」グシャグシャ

歩美「小学生の時の僕フラグ立てすぎじゃないか?天理の時といい…」

エルシィ「にーさま、そろそろ…」

歩美「そうだな。じゃ、そういう事だからそろそろお暇させてもらうよ」

「ま、待ちなさい!」

「いいの?このまま逃げたら腹いせに職員の1人や2人殺しちゃうかもよ?」

歩美「ああ、だろうな。僕でもそうする」

歩美「止めたい所だが残念な事に僕はギャルゲーの主人公。戦いは専門外だ」

歩美「だから」
ドガァッ!
「!?」クルッ

歩美「後お前の事はそっち専門の奴に任せる事にするよ」



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