133:名無しNIPPER[saga]
2021/08/12(木) 17:52:16.86 ID:sovW88jI0
桂馬「冷静に解説してる場合か!」
桂馬「とにかくここから逃げ…」
カチャカチャ…
桂馬「…おい、どういう意味だコレ」パチンッ
「今の衝撃でエンストを起こしました」
「もう車は動かせません」
「君は今すぐ逃げなさい」
桂馬「あんたはどうするんだ」
「…ただ2人で闇雲に逃げてもすぐに追いつかれるだけでしょう」
「手榴弾1、2個じゃ心もとないですからね」
桂馬「待てよ、自分で何言ってるのか分かってるのか?」
「安心してください」
「たかが人間のおもちゃで悪魔が倒せるとは到底思えませんが…」
「これだけ大きな爆発でここを崩せば君を外へ逃がす位の時間は稼げる筈です」
桂馬「そ、外に逃げるって…何処に逃げれば外に出れるんだよ!?」
桂馬「万一出れたとしてその後どうすればいいんだ!?」
「……」
「このままさっきの入り口に戻るように道なりを進んでいけば、途中で隠している非常口に辿り着く筈です」
「このカードを持っていって下さい。それを読み込むと開くように設定されています」スッ…
「しばらく歩けば街に出ます…」
「私にできるのはここまでです」
ドガァッ
桂馬「…そんな…」
「…申し訳ありません」
「私が不甲斐ないばかりに…」
「10年前の借りを…ようやく返せると、そう思っていたのに…」ググッ
桂馬「10年前10年前って…なんで全員何かにつけて小学生の僕と因縁つけてるんだよ…」
桂馬「厄年か何かか?」
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