132:名無しNIPPER[saga]
2021/08/12(木) 00:29:39.01 ID:sovW88jI0
桂馬「どういう事だよ!なんで2人を置いてった!?」
「………」
「彼女、いや彼女達には数分おきに私の方に連絡をするように伝えてあります」
「最後に通知が来たのは20分前でした」
桂馬「じゃあ…あいつらは偽物だって事なのか?」
桂馬「忘れたか手が空かなかっただけかもしれないだろ!?」
「私も…信じたくはありませんでしたが」
「…さっき彼女、爆弾が仕掛けられているというような事言っていましたよね」
桂馬「あ…ああ、本当なのか、アレ」
「嘘に決まっているでしょう」
「さっきも言いましたが彼女はあなたの味方です」
「仮にも入院している病院にそんな危ない物を持ち出す訳ないでしょう」
「それに…二階堂さんの話ではそういう危険物から守る為に建物の内外に結界が張り巡らされていたと言っていました」
「そもそも意味が無い筈なんですよ…」ググッ
桂馬「それ……って」
「……そういう事です」
桂馬「いやどういう事だよ!さっぱりだよ!」
「そんな筈ないでしょう!?あなたは都合の悪い現実から目を逸らしているだけだ!!」
桂馬「……」
「…とにかくここから出ます」
桂馬「出て…屋敷に向かうのか?」
「いえ、多分…先回りされてますね。あれだと」
「さっき電話に出てくれた者も本物かどうか…」
桂馬「どうするんだ、それじゃ…」
「………」
ズドォッ!!
「!?」ガッ
桂馬「だっ!」ガッ
「くっ…」キキーッ…
ドガッ!
「がっ」ガッ
桂馬「うあ」ドッ
シュゥゥ…
桂馬「っ…今度は…なんだ………」チラッ
オオオオオ…
桂馬「………何…ぁ、れ…」
「……あれがいわゆる魔獣というやつですか…」
「レーダーには映ってませんね…」
「…それにしてもそこそこ深い所まで掘ったつもりですが」
「たった一撃で…」
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