結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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72: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/07/16(金) 22:10:11.36 ID:LptKL4w+o


一方通行「オマエ、自分が卒業するって確信してるからこンなところで泣き言吐いてンだろ? じゃねェと俺みてェなヤツをここに呼び出す理由がないからな」

芹亜「…………」

一方通行「…………」

芹亜「ところで、私はどうすれば卒業しなくて済むんだ?」

一方通行「勝手に卒業しとけよ。サヨナラセンパイ」ガチャリガチャリ

芹亜「まあ待て。まだ私のターンは終了していないんだけど」ガシッ

一方通行「離せコラ。オマエのターンはもォ既に終わってンだよ、学校生活っつゥなァ。黙って卒業してろクソババァ」

芹亜「私はこんな面白い学校を離れたくないんだけど。私はこんな面白い学校を離れたくないんだけど。大事なことだから二回言ったぞ?」

一方通行「百回言ってもオマエの卒業は覆らねェよ。……つゥかよォ、そンなに残りてェンなら留年すりゃイイじゃねェか。オマエの権力使えば余裕だろ?」

芹亜「そんな留年なんて馬鹿みたいなことするのは、私のプライドがゆるさない。てか、昨日も同じようなこと言った気がするけど」

一方通行「オマエの昨日喋った内容なンて、俺が知るわけねェだろォが」

芹亜「チッ、学園都市最強の第一位様でも、ウチのマゾメイド妹と同じ結論か。所詮はその程度のモノだったというわけだけど」

一方通行「そのマゾメイドの妹さンは相当優秀なヤツなンだろうな。この俺と同じ結論が出るなンてよォ」

芹亜「ただのドMの変態だけど。……つまり、お前もドMというわけか?」

一方通行「ンなわけねェだろ。そォいや一つ気になったンだが」

芹亜「何か?」

一方通行「留年をプライドが許さないって言ってたが、俺みてェなクソ野郎に泣き付くのはオマエ的にオッケーなのかよ?」

芹亜「別に泣き付いてない。ただ相談しているだけだけど」

一方通行「似たよォなモンだろォが! てか、いつになったら俺ァ開放されるンだァ!?」

芹亜「私がこの面白い学校から離れなくても良い手段、つまり卒業しなくてもいい方法を見つけ出すまで」

一方通行「つまり一生ここで過ごさなきゃいけねェわけか? 詰みだ詰み」

芹亜「詰んではいないだろ。何か良い解決策があると思うんだけど」

一方通行「そォ思うンなら自分で考えろ。俺を巻き込ンでンじゃねェよ」

芹亜「良い案が出るまで昼休みをとってはいけません」

一方通行「給食を残した児童を、昼休み使ってまで完食させようとするクソ教員かオマエは?」

芹亜「へー、暗い過去を持つお前でもそういうネタがあることは知っているんだな」

一方通行「うるせェよ、そンなことどォでもイイから早く俺を……ン? 待てよ」

芹亜「どうかしたか?」

一方通行「いい方法を思い付いた。まあ、俺にとっては全然良くはねェンだけど」

芹亜「唐突だな。そんなあっさり出てきたアイデアなんて信用に値しないと思うけど」

一方通行「妙案っつゥのは、99%のひらめきと1%の努力で生まれるモンだ。だから唐突に閃いてもおかしくねェだろ」

芹亜「パーセントが逆だ逆。まあでも、本来の意味を考えればそれでも間違いではないけど」

芹亜「で、何なんだその画期的なアイデアっていうのは? 期待せずに聞いてやるけど」

一方通行「どこまでも偉そうなヤツだなァオマエは。まァイイ、その方法っつゥのはなァ――」





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