667: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/25(土) 23:59:50.41 ID:jaU2C2/Fo
アイテムにいる第四位の麦野沈利。スクールにいる第二位の垣根帝督。
他の組織にもレベル5ではないにしろ、それと同等の戦力を持っていることだろう。
そんな状況で第一位である自分が戦力外扱いにされていることが、一方通行は気に入らなかった。
黒夜「ケッ、たかだかレベル5ごとき余裕だっつーの。私がこの手で全員の首飛ばしてやるよ」
番外個体「まーたクロにゃんのビッグマウスが始まっちゃったよ。クロにゃんって調子に乗って真っ先に命落とすタイプだよねー」
海原「ふふっ、まったくその通りですね」
沈黙する土御門の代わりに返答したのは黒夜だった。追う形で他二人から茶々が入る。
おちょくられてギャーギャー騒ぐ黒夜。嘲るように爆笑する番外個体。それをニコニコと見守る海原。
そんな様子を見て一方通行は、
一方通行「……大丈夫かよ、この暗部組織」
まるで小学校の教室だな、と率直に思った。
呆れ顔でそれを眺める一方通行を見て土御門が軽い感じで、
土御門「なあに、なんとかなるさ。オレたちの目的はあくまで結標だ。他の組織を壊滅させることじゃない」
一方通行「楽観的だねェ。ま、オマエらが死ンだら死ンだであとは好き放題やらせてもらうだけだからァ、それはそれで好都合っつゥわけだ」
土御門「その場合はお前もくたばってるだろうけどにゃー」
そう言われて一方通行はうっとおしそうに舌打ちした。
一方通行「次の条件は何だ? さっさと言え。もしかしてもォ終わりか?」
土御門「悪い悪い。それじゃあ次の条件だ。これは結標の情報をお前にやるタイミングの話だ」
一方通行「タイミングだァ? 条件飲ンだらすぐにくれるわけじゃねェのかよ」
土御門「ああ。情報を話すのはオレたちが結標を確保する作戦を実行する三〇分前だ」
三つ目の条件を聞いて一方通行はニヤリと笑う。
一方通行「なるほどねェ。俺が先走ることに対しての対策っつゥことか。周到なこった」
土御門「よくわかっているじゃないか。では最後の条件も似たようなものだからついでに言っておこう」
土御門は口角を釣り上げて白い歯を見せながら、不気味な笑顔を作る。
その顔を見て一方通行は背筋がゾクッとなるような寒気を感じた。
土御門「お前はこれから作戦開始三〇分前まで、オレたちにその電極を預けておいてもらおうか」
命の綱を握られる悪魔のような条件が、学園都市最強の能力者へと突きつけられた。
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