結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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57: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/07/09(金) 22:12:37.82 ID:hun+MW17o


美琴「……ほぉ、つまりアンタたちは二人で楽しくデートしてたってこと?」ビリビリ

上条「あれ? 御坂さん何かものすごく怒ってらっしゃるように見えるのですが……?」

禁書「ふーん、そうなんだ。とうまは私がおやつがなくて飢えていたときに、おいしいくれーぷを食べていたと」キラン

上条「それは自分のせいだろッ!」

御坂妹「その通りですよお姉様。あなたがグズグズしてる間にペンダントの時みたく、ミサカはこうやってイニシアティブを取ることが出来るのですよ、とミサカは不敵に笑ってみせます」フフッ

美琴「……ふふふふふ、言ってくれるじゃない妹よ」ビリビリ

御坂妹「待ってるだけじゃ何も始まらないんですよ。これがミサカとオリジナルの差ですよ、とミサカは分かりやすく説明します」

上条「ちょっと待てぃ!! よく分かんねえけどこんなところでケンカはやめろ!」

御坂妹「ケンカなんかしませんよ。そんなことよりミサカはこの手に入れたばかりのこれを愛でる作業に早く戻りたいです、とミサカは本音を吐露します」スッ

美琴「そ、それは……!?」

御坂妹「おや、やはりお姉様もご存知のようですね。『クレープハウスrablun』期間限定キャンペーンで配布される『ゲコ太&ピョン子 卒業式ver』のストラップです、とミサカは懇切丁寧に説明しました」

美琴「…………」

御坂妹「? 何ですかそのリアクションは? お姉様もここにいるということは手に入れたんじゃなかったんですか……あっ、とミサカは驚異的な洞察力で察します」

美琴「しょ、しょうがないじゃない! 最後の一つしかなかったんだし! それなら打ち止めに譲るしか無いじゃない!」

御坂妹「……そうなんですか? とミサカは上位個体へ尋ねてみます」

打ち止め「う、うんそうなんだ。できればミサカはお姉様に譲りたかったけど、でもお姉様に恥はかかせられないし……」

御坂妹「そうですか。それは悲しい出来事でしたね、とミサカはイニシアティブとか言って勝ち誇ってた自分に恥ずかしさを感じました」

一方通行「何だこれ? ストラップ一つでここまで一つになれンのかよ」

円周「さすが遺伝子レベルで同じ姉妹だねー」

上条「ん? 何であの三姉妹は全員どんよりしてんだ?」

一方通行「オマエは会話を聞くってことをしろよ」

上条「いやー、正直それどころじゃなかったからな」ダラダラ

禁書「ふー! ふー!」ガジガジ

一方通行「おやつ一つでこの扱いか……」

上条「で、今どういう状況なんだよ?」

一方通行「あァ、あのクレープ屋の限定でストラップ配ってただろ。アレ、ちょうど俺らのところでなくなってな。クソガキはもらえたが超電磁砲はもらえなかった、っつゥオマエによくありそォな不幸話だ」

上条「たしかに俺にとってはよくある話だな。へー、御坂もあれ欲しかったんだな。あんな顔した御坂見たことねえもん」

一方通行「ま、しょうがねェったらしょうがねェ話だ。オマエがどォにか出来る話じゃねェよ」

上条「……別にそんなことはないんじゃねえか?」

一方通行「あァ?」





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