結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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533: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/04(土) 22:54:53.17 ID:WGxiRQYAo


上条「……げっ、昼メシに食べられるもん何にも残ってねえじゃねえか」


 とある高校の男子寮にの中にある一室。
 冷蔵庫と戸棚の扉を開けっ放しにしたまま上条当麻はつぶやいた。


上条「しょうがねえ。買い出しに行くか」

禁書「とうま? お出かけするの?」


 純白の修道服に身を包んだ少女、インデックスが飼い猫スフィンクスと戯れながらたずねる。


上条「ああ、ちょっとスーパーへ買い出しにな。本当はタイムセールの時間に行きたかったけど、そのために昼飯抜きにするのもあれだしな」

禁書「そう。いってらっしゃい」

 
 そう一言だけ見送りの挨拶をしたあと、インデックスは再びスフィンクスと遊び始めた。
 それを見た上条の眉毛がピクリと動く。


上条「……インデックスさん? たまには買い物に付いてきてお荷物の一つでも持つの手伝いましょうかとか、そういう心温まる言葉くらい言えねえんですかね?」

禁書「ちょっと今スフィンクスと遊ぶのに忙しいかも」


 遊ぶのに忙しいもクソもあるか! 心の中で上条はそうツッコンだ。
 まあ、こんなやり取りは今に始まったことではないので、上条はため息交じりに諦める。
 
 
上条「もういいよ。いってきます」


 そう外出の挨拶をしてから玄関へ向かう。


上条(まあよくよく考えたら、アイツが下手に付いてきてスーパーの道中にある食べ物屋とかに反応して、割高な食い物をせびられても困るしな)


 そんな危険予知的なことをしながら上条は部屋を出ていった。


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