結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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526: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/12/04(土) 22:44:37.19 ID:WGxiRQYAo


美琴(学校が始まるのが三日後だからそれまでは何とかなりそうだけど、それ以降もとなるとちょっと辛いわねー)


 そんなことを考えてながら歩いていると、美琴は目的の部屋の前へとたどり着いた。


美琴(やっぱり知らない人の家のインターホン鳴らすのって、なんだか緊張するわよね)


 すぅ、と呼吸を整えて美琴はインターホンのボタンを押した。
 ピンポーンと小さな音が聞こえる。室内にドアベルの音が流れたのだろう。
 すると間髪入れずに施錠を解除する音がし、ドアが勢いよく開いた。


打ち止め「わーい!! お久しぶりお姉様ー!! ってミサカはミサカは喜びの気持ちともに飛びかかってみたり!」

美琴「ちょ、打ち止め、うわっ!?」


 思わぬ突撃に耐えられず、美琴の体は打ち止めごと床に倒れ込んだ。


打ち止め「大丈夫? お姉様? ってミサカはミサカは心配してみたり」

美琴「あははは、大丈夫大丈夫。大丈夫だから降りてもらえる?」


 はーい、と言って打ち止めは馬乗りを止め、美琴の体から降りた。


??「何をやっているのよ貴女たち。ご近所さんの目もあるし早く中に入りなさい」


 玄関から一人の大人の女性が現れた。
 肩に届かない程度の長さの黒髪で、シャツの上からカーディガンを袖に通している。
 この人が黄泉川さんなのかな、と美琴は思った。
 

打ち止め「了解、ってミサカはミサカは敬礼してみる」

美琴「あ、はい。お邪魔します」


 挨拶をし、美琴は打ち止めとともに部屋へと上がっていった。


美琴(うわー広いリビング。さすが高級マンションね)


 普段は手狭な学生寮の部屋か、コインロッカー代わりに使っているホテルくらいしか見ない美琴の目には、高級4LDKマンションの一室は新鮮に映ったようだ。


??「御坂さん? そっちのソファに適当に座っててちょうだい。飲み物は何する? お茶? コーヒー? 紅茶?」

美琴「紅茶でお願いします」


 そう返した美琴はL字型のソファの端の方へと腰をかける。
 その隣を追うように打ち止めが飛ぶように座った。





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