501: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/11/27(土) 23:26:49.15 ID:G65aU121o
一方通行「……悪りィ。ちょっと頭に血ィ昇ってた」
首元の電極にのスイッチを押し、能力使用モードを解除する。
美琴「ねえ。アンタって結標淡希とどういう知り合いなわけ?」
一方通行「……別に大した知り合いじゃねェよ」
美琴「嘘よ」
一方通行「あァ?」
美琴「アンタがあんなに取り乱したところなんて見たことない。つまり、それだけの関係ってことでしょ?」
一方通行「…………」
美琴「それにアンタあの人のこと『淡希』って呼んでた。アンタが名前で呼ぶような人がただ知り合いなわけない」
一方通行「…………はァ」
一方通行はため息をつき、しばらく空を見上げた。
日は完全に沈んでおり、空には星の光が点々としていた。
そして少年は、面倒臭そうに口を開いた。
一方通行「アイツは……俺の恋人ってヤツだった」
美琴「ッ!?」
一方通行「今日は朝から一緒に出かけてて、映画行って、メシ食って、買い物して、さっきまでそこの公園のベンチに座って馬鹿みてェな話してたところだった」
美琴「…………」
一方通行「だからこそ知りてェンだよ。ここで何があったのか。アイツの身に何があったのかをよ」
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