50: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/07/09(金) 22:07:07.14 ID:hun+MW17o
一方通行「……しかし、真面目に全然店前にたどり着かねェな。たかが日曜日ってだけでこの多さは異常だろ。どンだけ甘いモンに飢えてンだ学園都市のヤツらは?」
円周「さあ? もしかしたら今学園都市ではクレープが大ブームなんじゃない? 私テレビとか見ないから知らないけど」
一方通行「俺もテレビ見ねェから知らねェ」
打ち止め「テレビ見るけど知らないよ、ってミサカはミサカは流れに乗じてみたり」
禁書「私も毎日てれび見ているんだよ! とくにカナミンが面白いから好きなんだよ!」
一方通行「オマエのテレビの趣味なンざどォでもイイ。テレビしか見てねェクソガキがブームじゃねェっつゥンなら何かキャンペーンでもやってるってことか?」つチラシ
『卒業シーズン!! ラヴリーミトンのゲコ太とピョン子の卒業バージョンのストラップをプレゼントキャンペーン中!!』
一方通行「…………」ギロッ
打ち止め「あ、あははー、何のことやらー、ってミサカはミサカは口笛を吹いてごまかそうと口を尖らせてみるけどできない現実に絶望してみたり」スヒュースヒュー
一方通行「チッ、端からこれが目当てで俺を連れ出しやがったか。ふざけたクソガキだなァオイ」
打ち止め「べ、別にいいじゃん! もともとおやつに甘いものを食べたかったわけだし、そのオマケにストラップが付いてるくらいで本来の目的からはズレてないし!」
一方通行「オマエの場合その本来の目的っつゥのはそのカエルの人形だろォが」
円周「知ってる? 食用のカエルって鳥のささみみたいな味がするらしいよ」
禁書「へ、へーさすがの私もカエルは食べようとは思わないかな?」ジュルリ
一方通行「とりあえずよだれ拭いとけよ」つポケットティッシュ
打ち止め「うっ、そ、そんな話をしたところでミサカの決意は決してゆ、揺るがないかも……、ってミサカはミサカは頭に浮かんだ食用カエルを必死に消そうと抗ってみたり」
禁書「鳥のささみっていうことは唐揚げとかにしたらおいしいのかな?」
円周「世の中には活造りにして食べてる人たちもいるみたいだよ。やっぱり水辺の生き物だから刺し身が美味しいのかなあ?」
打ち止め「……おえっ」
一方通行「とりあえずそこの馬鹿二人。これ以上ゲテモノトークを繰り広げるつもりなら叩き潰してすり身にすンぞ」
円周「うーん、ここは話の流れに乗じて『オマエらを活造りにすンぞ』みたいに言ってくると思ったけど予想と違ったね。まだまだアクセラお兄ちゃんのこと分かってないようだなあ」
一方通行「どォでもイイことを人の理解の判断基準にしてンじゃねェ」
禁書「うん、やっぱり今の気分はクレープなんだよ! 鳥のささみの気分ってじゃないんだよ!」
円周「この『鳥のささみ』という単語はそのままの意味なのかはたまた例のブツを表す隠語なのか気になるよねー。打ち止めちゃん」
打ち止め「……正直どうでもいいよ、ってミサカはミサカは話の発端であるエンシュウを睨みつけながら切り捨ててみたり」ジロッ
円周「打ち止めちゃんがドMの豚野郎が喜びそうな蔑んだ目で親友の私を見てくる……」
一方通行「チッ、しかしこのチラシを見てから、何つゥか、胸騒ぎというか嫌な予感がすンのは何でだろォな」
打ち止め「たぶんインデックスがものすごくクレープを食べて大変なことになるからじゃない? ってミサカはミサカは一番に思いついた予想を言ってみたり」
一方通行「いや、そンな単純なことじゃねェ。そもそもインデックスの常識外れの食欲は、もはや俺の中で常識になっているからどォでもイイ」
円周「これは近年よく見るアクセラお兄ちゃんのデレだね。つまりあれだよインデックスちゃん。今日は好き放題クレープ食べてもいい日ってことだよ」
禁書「えっ、ほんと!? じゃあじゃあメニューの端から端まで――」
一方通行「とりあえず殺すぞクソシスター」
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