結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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49: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/07/09(金) 22:06:16.37 ID:hun+MW17o



ワイワイガヤガヤ



円周「……うーん、しかしなかなか前に辿りつけないね。クレープってこんなに人気のあるスイーツだったの?」

禁書「お腹空いた……早くくれーぷが食べたいんだよ!」

一方通行「つゥか、オマエは昨日の昼散々分厚いステーキを、そのブラックホールみてェな口に放り込ンでたっつゥのにもォそンな戯言が言えンのかよ。普通は明日一日何にも食わなくてもイイって展開になるンだがな」

禁書「えっ、そうなの? 普通に生活してたから分からなかったんだよ。あっ、でも晩ご飯のおとうふがとても美味しく感じたんだよ!」

打ち止め「はっ、あまりに脂っこいものを食べ過ぎたからそういうあっさり系が余計においしく感じたんだね、ってミサカはミサカは的確な分析力を遺憾なく発揮してみたり」

一方通行「その前に何で晩メシ食ってンのかをツッコめよ」

円周「ちなみにどのくらいステーキ食べたの?」

禁書「いっぱい食べたんだよ!」

円周「わあー同年代の娘がその場の情景をまったく思い浮かべることが出来ない説明をするとは思わなかったよ」

禁書「?」

円周「というわけで解説要員のアクセラお兄ちゃん。はよ」

一方通行「利益が出てるはずなのにシェフが半泣きになるくらいは食いやがった」

円周「まったく情景を思い浮かべないけどすごいことはわかったよ。さすがアクセラお兄ちゃん!」

禁書「あくせられーた嘘はいけないんだよ。店員さんはちゃんと笑顔で見守っててくれてたよ」

一方通行「オマエから見たらそォ思うかもしれねェな。オマエから見たらな」

円周「ふむ。その小さな体の中の一体どこに大量の食料を詰め込める場所があるのか非常に気になるね。強力な胃酸を持っているのか、それとも一瞬で食べ物を原子力エネルギーに変換してるのか……」

打ち止め「エンシュウがヨシカワみたいなこと言ってる」

一方通行「及第点に達していなくても変態科学者一族の一員ってことか」

円周「ファイブオーバー・モデルケースインデックスとか作ってみようかな? クレージーゴンみたいなの。あっ、でもインデックスちゃんレベル5じゃないや」

一方通行「何を言ってるのかは分からねェが、こンな怪物をこれ以上増やそォとすンじゃねェ」

禁書「怪物はさすがに傷つくんだよ……ただ食べることが好きなだけなのに……」

一方通行「……さァて、いつになったらクレープ買えるかなァと」

禁書「ちょっと無視しないで欲しいんだよ! スルーされるのはつらいものがあるんだよ!」

円周「分かる。分かるよインデックスちゃん。渾身のネタをスルーされたときの虚しさったらないよね」

禁書「えっ、別に冗談とかで言ったわけじゃ……」

円周「いやあ、しかしアツはナツいねー」

禁書「? 厚焼き玉子は私は甘いより少ししょっぱいほうが好きなんだよ!」

円周「…………」

打ち止め「わおっ、華麗なスルーっぷり。というかスルーというよりは自分のネタとして変換しているっ!? ってミサカはミサカはあまりに高度なボケについていけないことを悔しく思ったりぃ!」

禁書「?」

一方通行「何やってンだこのクソガキども……」





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