結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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389: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/10/15(金) 20:52:56.61 ID:5KotB6GBo


禁書「ねえあくせられーた。やっぱりあなたなにか悩みを抱えているんだね?」

一方通行「……ナニ適当なことを抜かしてンだクソガキが。だからそンなモン抱えてねェっつってンだろ」

禁書「適当じゃないもん!」

一方通行「ほォ、そンなこと言うなら何か明確な証拠なり理由なりあンだろォな?」

禁書「証拠? 理由? うーん……なんとなく?」

一方通行「適当じゃねェか!」

禁書「悩みがあるなら私が聞いてあげるから話してみるといいかも。なんたって私はシスターなんだからね」フフン

一方通行「何悩みがある体で話ィ勝手に進めてンだオマエ!」 

禁書「そんなに強がらなくてもいいかも。悩みを抱え込み続けちゃうと身体に毒なんだよ。よいしょっと」スッ

一方通行「悩みなンてねェってさっきから言ってンだろォが! てか俺の隣に勝手に座ンじゃねェ、さっさと消えろクソシスター!」

禁書「悩みを聞くまでここを離れる気はないかも」

一方通行「チッ、面倒臭せェ。だったら俺がこの場を離れるだけだ。未来永劫そこに座ってろ」ガチャリガチャリ

禁書「だったら私も一緒に行くんだよ!」テクテク

一方通行「付いてくンな! イイ加減にしろよテメェ!」

禁書「いい加減にするのはあくせられーたのほうかも!」

一方通行「あァ? 何を言って――」

禁書「だって今日のあくせられーた、会ったときからなんかずっとつらそうな、苦しそうな表情をしているんだよ! 放っておけないよ!」

一方通行「……俺はもとからこォいう顔だ」


禁書「あくせられーた。自分の表情は決して自分では視ることはできないんだよ」


一方通行「…………」ギロリ

禁書「…………」ジー

一方通行「……はァ、面倒臭せェ」

禁書「?」

一方通行「……例え話だ」

禁書「例え話?」

一方通行「そォだ。実在の人物・団体とは一切関係ねェただの作り話のフィクションだ」





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