結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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377: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/10/15(金) 20:37:30.05 ID:5KotB6GBo


一方通行「ッ……」

打ち止め「……少し反応したね。やっぱりそうなんだ、ってミサカはミサカは確信してみる」

一方通行「クソガキのくせに何言ってやがる。アイツが俺のことをそンなふうに想っているだァ? ンなわけねェだろ。クソみてェな妄想垂れ流してンじゃねェよ」

打ち止め「これは妄想じゃないよ。ミサカは事実を言っているんだよ、ってミサカはミサカは否定してみる」

一方通行「何を証拠に言ってやがンだクソガキ。あンま適当言っているとたとえオマエだろォとブチのめすぞ?」

打ち止め「ミサカ、知ってるんだ。一昨日の、あなたが風邪を引いて寝込んでる日の晩に、あなたの部屋であったことを」



『――私は、貴方のことが、一方通行のことが好きってことなのよね』



打ち止め「アワキお姉ちゃんがあなたに対して『好き』って言ったことを、ハッキリこの耳で聞いたんだ! ってミサカはミサカは声を張り上げてみたり!」

一方通行「……何で知ってやがる」

打ち止め「あの日、晩御飯ができたことをあなたの部屋にいるアワキお姉ちゃんに伝えに行こうとしたんだ。そしたらあなたの部屋の扉越しから聞こえてきたんだ、ってミサカはミサカは当時のことを説明してみたり」

一方通行「…………」

打ち止め「さっきあなたは何で知っている、って質問したよね? ってことはあなたもあの言葉を聞いていた、知っていたってことだよね? ってミサカはミサカは問い詰めてみる」

一方通行「……さァな。知らねェよンなモン」

打ち止め「とぼけないでよ!! 今さらそんなことを言ってももう遅いんだよ!! ってミサカはミサカは投げやりな嘘をつかれたことに憤りを感じてみたり!」

一方通行「……うるせェよ」ボソッ

打ち止め「何?」

一方通行「うるせェよっつってンだよ!!」

打ち止め「!?」


一方通行「……ああ、そォだよ!! 俺はアイツの『好き』っつゥ言葉を聞いた!! 俺に対してのなァ!! アイツ自身は知らねェだろォがなァ!! だから、それがどォしたってンだ!?」


打ち止め「だから……あなたはアワキお姉ちゃんにあんないい加減な態度を取ってたんだね? ってミサカはミサカは冷静な口調で問いかけてみる」

一方通行「結果的に見ればそォなるだろォなァ」

打ち止め「何でそんなことをしたの? ってミサカはミサカは率直な疑問を投げかけてみる」


一方通行「やりたくてやったンじゃねェよ。アイツの気持ちを知ってから、アイツとどンなふうに喋ればイイのか、アイツの言葉にどンな反応すればイイのか、アイツに何て言ってやればイイのか」

一方通行「わかンねェンだよ! そォしたらよォ、あンなふうにもなるだろォが! 何の気持ちもこもってねェ言葉を捻り出すしかできない、決まった文言しか喋れねェおもちゃみてェによォ!」

一方通行「オマエにはわからねェだろォなクソガキィ。こンなクソみてェな感情なンてよォ」





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