結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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359: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/10/08(金) 20:54:11.24 ID:oCYJ/As4o


同日 12:10

-スターランドパーク・ゲート前広場-


吹寄「……来ないわね。あの馬鹿ども」イライラ

姫神「たしかに遅いね。もう一〇分経っている」

結標「楽しすぎて時間を忘れてましたー、みたいな感じかしら?」

姫神「上条君がいるから。また何かのトラブルに巻き込まれているのかも」

打ち止め「あー、たしかにヒーローさんならありえるね、ってミサカはミサカはいろいろ思い出しながら納得してみる」

禁書「えっ、またとうまが危ないことに首突っ込んでいるの!?」

風斬「い、いや、まだそうと決まったわけじゃないよ」

吹寄「何にせよ連絡の一つも寄越さないのは気に入らないわ」イライラ



タラララ〜♪



吹寄「……って言ってたらかかってきたわね」スッ

結標「誰?」

吹寄「青髪ピアス。……もしもし?」

青ピ『あっ、吹寄さん? ごめーん、ボクらぁそっち行けそうにないわ』

吹寄「はあ? どういうことよ」

青ピ『いまボクら二時間待ちのアトラクションの列の真ん中くらいにおるんよ』

吹寄「何でそんなアトラクションにこんな時間に並んでいるのかしら……?」イライラ

青ピ『ひぃ!? 声色が変わった!? ま、まあそういうわけやから先メシ行っといてーや。こっちはこっちで勝手に食っとくから』

吹寄「……わかったわ。ただこの連絡があと一〇分早くかかってきていたら、あたしがこんなにイライラすることもなかったんだけど」

青ピ『メンゴメンゴ! そういうことで切るわ。ほな……』ピッ

吹寄「ちょっと! そんな雑な謝罪であたしが許すと……くっ、切りやがったわね」

姫神「青髪君。なんだって?」

吹寄「アトラクションの列に並んでるからこっちに来れないそうよ。だから先にお昼ごはん行ってくれって」

禁書「えっー? とうまたち来ないのー?」

姫神「上条君になにか用?」

禁書「うん。ちょっと朝もらったお金じゃ足りなさそうだからもらおうかなって。途中ソフトクリームとかいろいろ買ったからお昼代足りないかも」

姫神「ちなみに。そのお金もらったとき。上条君なにか言ってなかった?」

禁書「えっとねー、『この樋口様が今日一日のお前の軍資金だからな。大事に使うんだぞ? わかったな?』って言っていたんだよ」

姫神「……だったら。上条君と会ったところで。もらえないんじゃない?」

禁書「そうなの?」

姫神「そう」





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