233: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/09/03(金) 20:16:22.32 ID:uq9K3Ykio
同日 14:00
-とある高校女子寮・姫神秋沙の部屋-
吹寄「………ふう、今頃場所取り二人組は仲良くやってるかしらね」
姫神「やっぱり場所取りを二人に任せたのは。そういう意図があったからなのね」
吹寄「まーね。って言っても、あの選択肢三つだったら消去法で結局はああなりそうだけど」
姫神「アクセラ君だったらなんやかんや言いながらも。余興とかなら渋々参加してくれそうな気がする」
吹寄「たまによくわからないノリの良さを見せるわよねアクセラって」
姫神「ふふふ。そうね」
吹寄「ま、二人のことは置いといて、姫神さんも花見中に隙を見つけてガンガンアタックしなさいよね」
姫神「うっ。それは……」
吹寄「花見の宴会って言ってもずっと同じ場所にいなきゃいけないってことはないんだから、連れ出して二人きりになっても構わないわけだし」
吹寄「今日は桜祭りで屋台とか出てるみたいだし、一緒に回ってみたりすればいいんじゃないかしら?」
姫神「なんとも難易度の高い要求。そんなことができるのなら。こんな状況にそもそもなっていない」
吹寄「そんなこと言ってたらいつまで経ってもこのままよ?」
姫神「む……。それはそう」
吹寄「だったら今日のお花見は上条当麻を誘って一緒に屋台に行く。これがミッションよ♪」
姫神「……なんか楽しそうね。他人事だと思って」
吹寄「何言ってるのよ。ちゃんと姫神さんのこと考えてるわ」
姫神「本当に?」
吹寄「だって実現できたら姫神さん、嬉しいでしょ?」
姫神「……まあ。たしかに」
吹寄「じゃあ決まりね! 頑張ってね姫神さん。出来る限りのことはあたしもサポートするわ!」
姫神「ありがとう。じゃあ。なんとかやってみるとする」
吹寄「よし、そうと決まればささっとお弁当の準備済ませて、結標さんたちと合流しましょ」
姫神「うん」
―――
――
―
841Res/1732.47 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20