23: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2021/07/03(土) 23:59:09.15 ID:J2dUQG+bo
一方通行「そォだ。そこで勝手に絶望してる馬鹿は俺に宿題を『手伝って』もらうことによって終わらせた」
上条「…………」ゼツボーン
吹寄「ふん、どうせ上条当麻のことだから、難しいところはアクセラにやってもらって悠々と終わらせたに決まってるわ。だから、こんな馬鹿みたいな状況に陥ってるわけだし」
一方通行「いや、俺はアイツの宿題に一つも手を出してねェよ」
結標「えっ、どういうこと? 手伝ったんじゃなかったの?」
土御門「……まさか、そういうことか」
姫神「何か分かったの土御門君?」
土御門「昨日の放課後カミやんは最初誰に勉強を教えてくれと頼んだか覚えてるかにゃー?」
吹寄「ええっと、たしかアクセラでしょ? それがどうかしたの?」
土御門「頼んだ、ってことは一度教えてもらったことがあって、それが分かりやすかったってことじゃないかにゃー?」
姫神「そういえば。彼理数系限定なら分かりやすい教え方だとも言ってた」
吹寄「……まさか、いやそんなことありえないでしょ。いや、でも……」
土御門「そのまさかで合ってると思うぜい」
吹寄「アクセラ。あなたまさか上条当麻に勉強を教えて一人で宿題をこなさせた、ってことなの?」
一方通行「ご名答。アイツは俺の監視のもときっちり自分の力で宿題を終わらせた。これは事実だ」
結標「じゃ、じゃあやっぱり貴方は私より教え方がうまいんじゃないの? 私が教えても上条君には悪いけどこのざまなわけだし」
一方通行「それはありえねェよ。俺が丁寧に教えたところで、どォしても一人よがりな説明になっちまう。オマエみてェな相手に歩み寄るよォな説明俺には真似出来ねェ」
吹寄「じゃあどうやって……?」
一方通行「まァ見てろ。馬鹿に勉強を教えるのに最も必要なのは『豊富な知識』でも『猿でも分かるような丁寧な教え方』でもねェ――」
一方通行「――それはただの『恐怖』だ」ニヤリ
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